HEAD BLOG代表 窪田のブログ

2021年2月15日

性能の判断への疑問

住宅は今や高性能化されている

 

確かに正しい

 

普通につくってもある程度の性能は担保される

 

しかし、優劣は知りたい

 

どのくらいの違いがあるのか?

 

基準はどうなのか?

 

実は、過去を掘り下げると基準が大幅に変わっている

 

しかし、専門家でもなければ過去を詳しく知る必要はない

 

なぜなら、混乱するし今現在の基準やレベルがわかればいいからだ

 

少し乱暴かもしれないが、誤解を恐れず記載したい

 

実は、日本は縦割り行政

 

性能に関する団体も存在する

 

私が乱暴とお伝えしたのは「国土交通省」「経済産業省」「一般社団法人20年先を見据えた日本の高断熱校気密研究会」「LCC住宅」などが示す基準が大変わかりにくく同じ基準で性能を比較しょうとしても情報が分散されていてよくわからない

 

なぜそう思ったのか?

 

私がわからなかったからだ

 

そこで、個々の情報を一元化できないか?

 

ありそうでない同一基準での比較検討

 

実は、基準となる指標は「外皮平均熱還流率UA値」が軸となってきている

 

これが、おそらく性能を測る基準になったと言えよう

 

数値が小さければ小さいほど性能が高いと考えてほしい

 

意味は少し難しいので割愛する

 

簡単に基準を考えたら・・・

 

「UA値」で判断することをオススメ!

 

その前に日本全国を寒い地域かどうかを数値で示している

 

この数値と「UA値」とのバランスで性能を比較してほしい

 

長野県上田市を基準に見てみたい

 

3地域、4地域に割り当てられている

 

つまり北海道の次に寒い地域だと位置づけられていると考えたらいい

 

ちなみに一番暖かい地域は7地域と位置づけられている

 

よって性能を言葉で示す場合は「UA値」が大い数値を示していても7地域などでは高性能住宅というくくりになる

 

非常に混乱をさせてしまったかも・・・

 

このことを最初に頭に入れておかないと単語や言葉に迷わされてしまう

 

単純に「UA値」「地域区分」で性能を比べるとわかりやすいので示していたい

 

長期優良住宅で言う「最高等級」=「断熱等性能等級4」

 

上田基準=①3地域 UA値0.56 ②4地域 UA値0.75

 

ここを基準に性能を判断していただくとわかりやすい

 

実は「低炭素住宅」は長期優良住宅(断熱等性能等級4)より10%以上の性能を意味している

 

そして「ZEH基準」なるものも存在している

 

長期優良住宅基準の15%アップ以上を意味している基準でもある

 

上田基準=①3地域 0.40UA値 ②4地域0.6UA値

 

更に「HETA20-G1・G2」も存在している

 

上田基準(G1)=①3地域 0.34UA値 ②4地域0.46UA値

 

上田地域(G2)=①③地域0.28UA値 ②4地域0.38UA値

 

旧上田市は「4地域」と概ね考えていただくと数字も見やすいと思う

 

昨年「窪田建設(株)縁側家族」の性能も申請してジャッジしてもらうことになった

 

お陰様で「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2019」で優秀賞を受賞。

 

 

私達は、長期優良住宅の基準は最低限クリアーしてZHE基準からG1基準を目指している

 

数字でいうと「0.5UA値」よりも小さい数字

 

家の良し悪しは「性能」という考え方は乱暴だと思う

 

しかし、性能も大事な要素だ

 

地球温暖化を考えると性能は大事

 

家の省エネを考えても大事な要素

 

そして、健康的な暮らしを年中温度差なく暮らせたらヒートショックにより死に至る可能性も少なくなる

 

高性能化させるにはお金も投下する必要がある

 

そこを加味しながら高性能化をすすめていくことが正しい道ではないか・・・

 

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