HEAD BLOG代表 窪田のブログ

2018年6月15日

「素材」と「吹き抜け」効果とは?

 

⑵素材:「素材は自然からの恵みを享受」

 

「木の家」は、既に住んでいる方々からの心地よさの声を耳にすると、本当に「木の家」は満足度が高いのだと感心します。

逆に言いますと、どんなにプリント技術が優れても自然の恵みである「無垢の木」を超えることは難しいです。

弱点もありますが、弱点を超越するだけの良さがあります。

擬木は、フェイクです。

イミテーションです。

見た目だけが木に似せたものです。

ですから、木ではないのです。

新建材の表面はシートなので汗を吸収しません。

蓄熱もあまりしません。

でも、木と見間違えるくらい印刷技術が突出しています。

でも、しばらく眺めていると深さや温かみは本物にはまだまだ敵いません。

さらに言うと床に使用する「無垢の木」は、確実に冬は蓄熱効果で足元や足の裏を温めてくれます。

本当に「素足生活」が手に入ります。

成長期の子供たちにも冷え性の女性や熟年者にも優しい温もりを与えてくれるのが「無垢の木」なのです。

色合いも時間とともに変化し味わいという「経年美」は、人と家の関係を深めてくれます。

まるで自分の一部であるかのような気持ちにさえなるのです。

 

 

 

⑶吹抜け:「吹抜けは想像以上に人に与える影響は大きい」

 

 

吹抜けの有無。吹抜けの概念。メリットデメリット。適切な吹抜けとは?

様々な考え方があります。

しかし、吹抜けを設けることは実に重要なんです。

まず第一に「吹抜け」は、空気を循環させてくれる装置です。

空気が淀まないように24時間換気システムが義務化されているのでなおさら効果的です。

空気が澱むことによる弊害は、健康的な環境を阻害することです。

窓周辺に結露が発生するのは、空気があまり動かないことにより温度差が発生し、ガラス面に冷たい空気が止まってしまうことによる自然現象です。

また、「吹抜け」は、開放感を作り出します。

ストレス社会だからこそ、家で心が解き放てる環境があれば幸せです。

しかし、ただ有ればいいというものではなく、視界に入り込む範囲に吹抜け空間が広がるというのが理想です。

見上げなければ吹抜けがあることすら忘れてしまうのは理想的ではありません。

視界に入り込まない吹き抜けは、「位置」や「広さ」や「高さ」に問題があるでしょう。

間取りを考え計画するときソファーと「吹抜け」との位置関係をしっかり吟味すべきです。

師匠がいつも「天井が高すぎるのは良くない」と言っていました。

「背の高いアメリカ人が暮らす家でもライトは天井を高くしない」とも言っていました。

「ライトの設計は、低いところから吹抜けを効果的に演出する”トンネル効果”を意識して、天井を少し低くすることで光や開放感を感じるように計画するのが正しい」という理論も展開してくれました。

ライトのプレーリースタイルが世界で高く評価され、今なお陳腐化しない普遍的な考え方として、世界で活躍する多くの建築家に強い影響力を及ぼしてきました。

心を解き放つための大切な装置だからこそ「吹抜け」を採り入れる必要があると私は考えます。

性能の高い家だからこそ「吹抜け」を設ける事ができます。

信州では「吹抜け」は、寒いような気がするという人もいます。

完全な「トラウマ」ではないでしょうか?

昔の日本の家は寒かった。

隙間風が入る家が多かった事や「家は夏を基準とすべし」という考え方もあったからでしょう。

しかし、今や寒い家をつくる考え方はありません。

家の性能を高める知識も計算方法も素材もあります。

もちろん様々な工法も生まれました。

だからこそ、家づくりで「吹抜け」を設ける事に何の抵抗もなくなっています。

むしろたくさんのメリットがある事を知っていただきたいのです。

吹抜けを設けるという事は、一部屋を諦める事になるかもしれませんが、それくらい価値のある事です。

住宅完成見学会で「吹抜けのある家」を是非とも体感してみてください。

どんな気持ちになるのか?

なんとなく意識してご覧いただくだけでもいいと思います。

 

 

窪田建設では、NORWAY HOUSE HEI MODEL HOUSE を誤訳頂けましたらご見学いただけます。

また、7月1日(日) より7月29日(日) 10:00〜17:00 NORWAY HOUSE HEI お客様の家の完成見学会を開催します。

どちらも吹抜けのある家です。

床も無垢の木です。

随所に木の家である喜びを知ることができる絶好の機会です。

 

詳しくは、ホームページのイベント欄をクリックしてご確認下さい。

お客様の”HEI”完成宅見学会開催(上田市長瀬)

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