2022年12月23日
イノベーション・スピリッツ
最近、本当に時代の変革期であることを強く感じます。
確かにトリガーとなったのは「コロナ」です。
しかし、来るべくしてきた転換点。
そんな気がしてなりません。
未来に不安を抱く?
しかし、突破口はいつの世も必ずありました。
18世紀後半にイギリスの産業革命。
機械化による大量生産。
不可能を可能いしました。
最近は、なんといっても「スマホ」=「iPhone」の誕生ですね。
劇的に物の考え方や生活の方法や情報と一緒に生きるあり方が変わりました。
スマホがあれば、やれることが沢山あって、移動せずに目的を達成できる。
携帯電話とインターレット装置とパソコンが小さな中に収まっていて、大概のことができる端末をいつも持っている状態です。
つまり、全てが手元で操作すれば、今までできなかったことが多数可能となる。
そのことで、スマホ環境がどんどん進化していく。
まさに「イノベーション」です。
日本は、世界に遅れをとってしまったことで世界経済の中で劣勢な立ち位置になっています。
しかし、十分にスマホの恩恵に預かっていることは事実です。
新たに見えてくる未来の暮らし。
今まであまり必要と考えてこなかったものが必要になってくるのだと思います。
相応してこなかった先に見えてくる世界があると思うのです。
それは、時代を見つめ不安やお困りごとに目を向けることから始まるのでしょう。
私は、家を建てる。
どんな家に住む。
どんな暮らしをするのか。
今まさに帰路に立たされていると思います。
弊社が立ち上げた『縁側家族』は、平屋から家づくりを考えることが重要だとお伝えしてきました。
「日和シリーズ」「LIFE シリーズ」「ANDシリーズ」の3本柱を軸に据え、プロダクトハウスを考え開発してきました。
少し前なら、平屋は田舎の年寄りが住む家だね。
敷地も必要だから田舎向きだね。
平屋は年配者が住む家で若い家族は二階建てでしょう〜。
当時、平屋の家を開発するなんていう会社も長野県内では、きっとなかったんじゃないでしょうか。
私たちは、大きな平屋の家ではなく、本当に住みやすい暮らしやすい共働き夫婦、その家族をテーマにした丁度良い「平屋」を考えようという主旨で暗中模索してきました。
そうすると見えてくる世界観は、漠然と思いついた感覚から、より具体的に考えていくと本当にこのサイズ感の方が暮らしやすいことに気づきました。
お掃除、洗濯や洗濯干し、家族のコミュニケーション、子育てのしやすさ、動線が短い楽さ、階段スペースを省くことでサイズダウンできる安心安全ローコスト化・・・・・
良いこと尽くしであることが確信に変わりました。
確かに基礎面積も多い、屋根面積も多いので単価は二階建てなどより高いと思います。
しかし、優れた間取りが考えつけば、サイズダウン可能。
つまり、家の合計金額で考えたら「平屋」一択でしかないくらいに思えました。
一階に全てがある暮らしは、もしかしたら理想の世界観だったと気づく人が増えたと言えます。
悪戯に過去の刷り込まれてしまった「家は二階建て」という概念に疑問を感じる人が一気に増えたのも実は当たり前の考えだと言えるでしょう。
家族もいつまでも歳わ取らないわけではありません。
子供の成長と共に二階の子供部屋は必要なくなるかもしれません。
寝室も二階にあるより、一階にあった方が暮らしやすいはずです。
熟年者になればなるほど二階への移動は厳しくなるでしょう。
介護が必要になれば尚更です。
そして、溜め込む暮らしから、必要なものだけ取捨選択して家にあればいいという合理的な暮らしをしたいと思う人が普通になるかもしれません。
成熟社会の成熟者だからこその考え方に至るのも至極当たり前の考えだと思います。
この考え方は、若い方々の方が明確に賢く考えを持っているように思います。
もう、必要ないと思うものは捨てるか、ヤフオク、メルカリなどで欲しい方に売却して、今必要なものを手に入れる。
おそらく、そういう理解しやすい考え方と行動を既にしてるでしょう。
考えの転換点であり、今こそ革新の時ではないかと思います。
その証拠に「平屋の30坪以下の住宅」を選択する人が増えています。
私たちもセミオーダー系のプロダクトハウス「縁側家族」として間取りなども当然お手伝いしていますが、多くの方々は、このサイズ感で十分に満足されています。
しかし、国産材の無垢の木を使用することへのこだわりが強く、自分の世界観は譲れないという自分スタンスをイメージされる方が多くいらっしゃると感じています。
「こだわる」ことの大切さを皆さん自覚されていらっしゃることに感動します。
そして、合理的な間取りや工夫をしつつ木質感あふれる「平屋」を建てられています。
まさにイノベーションを実践される方が増えています。
もうお気づきになられているのです。
イノベーション スピリッツを持たないと過去の呪縛に縛られて今から未来への意味ある選択ができないことで沢山の住宅ローン借入金額を心配しながら人生を過ごしていかなければならないのは疑問を感じます。
今、時代の『転換点』にいるのだということを実は知っていらっしゃるのです。
誰のために家を建てるのか?
見栄のためじゃありませんよね。
自分や自分の家族のために家を建てるのですよね。
その家が幸せを約束してくれる物だと確信して「平屋」を建てられるのですよね。
当たり前であって、刷り込まれてしまった感覚から目が覚めないようにも感じる時があるかもしれません。
もう、時代が「転換期」を迎えている認識が大事ではないでしょうか。
私たちは、どこに向かっているのか?
そして、何に気づかなければならないのか?
様々な予兆とも言える現象が起きているように思います。
そういう思いが『縁側家族』『YOROKOBi』などのコンテンツに盛り込んでいます。
今、これから、もっと先の『大切』を察知して、豊で価値ある人生を生きる「場所」探しに歩んで行けたら良いですね。
その根幹を担うのは「イノベーション スピリッツ」ではないでしょうか・・・