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2017年8月4日

住宅ローンのお話8

8月に入りました。

あー夏休み、ちょいと泳ぎ疲れ胸にcool babyが似合う季節です。

 

 

さて、8月度の住宅ローン金利が各金融機関から出されました。

以下は八十二銀行の店頭表示金利です。いずれも、7月度の金利から変化なしです。

0.925%(変動金利)1.50%(10年固定)

 

続いて、フラット35の金利です。こちらは、7月度の金利から微増(+0.03%)です。

1.12%(借入期間21年以上)

 

 

金利は、2020年東京オリンピックに向けてゆるやかに上昇していくと言われています。

そもそも、金利ってどうやって決めるのか。

これは、話せばかなり長くなります。以下、ご参考にされたい方はこのまま読み進めてください。

 

 

 

 

 

 

金利は大きく「変動金利」と「固定金利」があります。

そして、この変動と固定は金利の決め方が異なります。

 

 

 

変動金利は借入期間の途中で、金利の動向によって銀行が金利を上げたり下げたり出来る金利タイプです。

 

つまり、こういう事です。

 

 

銀行が日本銀行から借りてくる時の金利が上昇したら、それに連動して住宅ローンの金利を上げます。

銀行が日本銀行から借りてくる時の金利が下落したらそれに連動して住宅ローンの金利を下げます。

 

 

 

 

 

 

ですから銀行にとっては、金利の変動によるリスクが無く、常に一定の利ザヤを稼ぐ事が出来ます。

そういう理由で、通常は全ての金利タイプの中で最も安い金利になっています。その代わりに金利の上昇リスクを利用者が負っている訳です。
銀行が借りてくる時の金利を短期プライムレート(略して短プラ)と言い、この短期プラは政府(日本銀行)が銀行に融資をする時の政策金利に連動しています。
つまり、住宅ローンを変動金利で借りよう、又は借りている人は、日銀が決定する政策金利を注視しておく必要があるということです。
そして、政府と連動するので東京オリンピックという国を挙げての一大イベントにも左右されます。
オリンピックが行われる
その準備として数年前から交通網や施設や宿泊など整備や建設が必要になる
首都圏を中心に仕事の受発注が増大する
必要な経費や投資の資金が大幅に増える
銀行から資金調達することが増大する
日本政府が短プラを上昇する
連動して、住宅ローンの変動金利が上昇する
まるで、「風が吹けば桶屋が儲かる」のような連動感です。
ただ、消費税が増税されることを踏まえて、短プラ据え置きという話もあります。
とすると、変動はしばらく変わらないということにもなります。
ざっくりまとめますと、「政府次第」となってしまいます。
そして、政府が定める短プラが上昇すると、銀行が設定する変動金利も上昇するという仕組みです。

 

 

 

 

とまぁ、難しいことはさておいて、確実に言えるのは直近でしたら低金利のまま建築計画が進められますし、消費税も8%のままですので、建築をお考えでしたら、早めの計画をお勧めいたします。

 

 

次回、固定金利の決め方についてまとめたいと思います。

こちらは“国債”がキーワードです。

 

 

 

住宅ローンのご相談は随時受け付けております。お気軽にお声がけください。

 

 

住宅ローンアドバイザー 佐藤あ

 

 

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