HEAD BLOG代表 窪田のブログ
2025年10月22日
失敗しがちな見学会参加例
「せっかくの完成見学会への参加を“無駄にしない”ためのアドバイス」として、失敗しがちな見学会参加例と、効果的な参加の心得・行動ポイントをわかりやすく整理しました。
家づくりを真剣に考える方にとって、見学会の時間は“未来の暮らしを想像する貴重な時間”です。
よくある「失敗した完成見学会」パターン
①「ただ見ただけ」で終わる
インテリアの雰囲気や広さだけを見て終わってしまい、肝心の“構造・性能・暮らしやすさ”を確認できずに帰るケース。
→ 見るだけの見学では、「本質」がわからない。
②「営業トーク中心」で肝心な質問を逃す
担当者の説明を聞くばかりで、自分の希望や疑問を話せず終わる。
→ 主役はあなた。質問をしなければ“比較の軸”が持てません。
③「写真映え」に惑わされる
おしゃれなインテリアに心を奪われ、断熱性能・耐震性・動線・収納など実生活の快適性を見落とす。
→ デザインは大事。でも“暮らし心地”はもっと大事。
④「他社比較の視点」がない
1社目の見学で「いいかも!」と思い、そのまま決断してしまう。
→ 比較してこそ、“自分に合う家”が見えてきます。
⑤「見学の目的」が曖昧
「とりあえず行ってみよう」で参加し、何を知りたいか整理できていない。
→ 目的がないと、“時間の浪費”になります。
成功する見学会参加のポイント
①「テーマ」を決めて参加する
例)
- 平屋にしたい → 「動線・収納・開放感」を中心に見る
- 共働き子育て世帯 → 「家事効率・収納・家族の気配」
- 将来も安心 → 「バリアフリー・温熱性能・維持費」
👉 自分の暮らしを想像しながら見ることが大切。
② 「質問リスト」を事前に準備する
質問例:
- この家の断熱等級とUA値は?
- メンテナンス費用はどのくらい?
- 光熱費は月いくらくらい?
- 家事動線のこだわりポイントは?
- 実際に住む人はどんな家族構成?
👉 3〜5個の質問をメモしておくと“深い学び”になります。
③ 「五感」で体感する
- 空気の澄み方・足元の温かさ・木の香り
- 窓際の光や風の通り方
👉 “写真では感じられない”リアルな快適性を実感。
④ 「住んでから」をイメージして見る
- 掃除しやすさ、動線、家具配置、日当たり
- 家族が集まる場所は?収納は足りる?
👉 「モデルハウス」ではなく「自分の暮らし」を重ねること。
⑤ 「比較・記録」を忘れずに
- 写真OKなら撮影メモを
- 良かった点・違和感をその日のうちにメモ
👉 後から冷静に比較でき、“後悔しない決断”につながります。
最後に:見学会は「学ぶ場」ではなく「感じる場」
良い見学会は、単に家を見せるだけではなく、
「この会社がどんな想いで家をつくっているか」が伝わるもの。
ですから、見学会に行ったらこう自問してください:
「この家を建てた人たちと、これからの暮らしを一緒に描けるだろうか?」
その“感覚”こそが、あなたにとって一番の判断基準になります。