HEAD BLOG代表 窪田のブログ
2025年3月29日
住宅ローン「フラット35」とは?
住宅ローン「フラット35」のメリット・デメリットを、借りる人の立場に立って、詳しく丁寧に解説します。
フラット35は、住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して提供する「長期固定金利型の住宅ローン」です。
「固定金利で安心できる」というのが最大の特徴ですが、それ以外にも様々なメリット・デメリットがあります。
★フラット35を利用するメリット
1. 最初から最後まで「固定金利」だから安心
🏡 メリットのポイント:金利がずっと変わらないので、返済計画が立てやすい!
- フラット35は、借りたときの金利が完済までずっと変わらない
- 住宅ローンを借りるとき、通常は「固定金利」と「変動金利」を選ぶが、変動金利は将来的に金利が上がる可能性がある
- フラット35なら、たとえ今後の金利が上がっても影響を受けないため、将来の金利上昇リスクがない
💡 例えば…
- 変動金利でローンを組んで金利が上がると、毎月の支払額が増えてしまうリスクがある
- フラット35なら、借りたときの支払い額が変わらないので安心
2. 団信(団体信用生命保険)なしで借りられる
🏡 メリットのポイント:持病があっても住宅ローンを組みやすい!
- 一般的な住宅ローンは「団信(住宅ローン専用の生命保険)」が必須だが、フラット35は団信なしで借りることができる
- ただし、希望すれば「機構団信」(団体信用生命保険)に加入可能
- 持病がある人や、健康状態に不安がある人でも借りやすい!
💡 例えば…
- 他の銀行ローンでは、健康状態によって団信に入れずローンが借りられないことがある
- フラット35なら、団信なしでも借りられるので、持病があっても住宅を購入できる可能性がある
3. 収入が少なくても審査に通りやすい
🏡 メリットのポイント:フリーランス・自営業・転職したばかりの人も借りやすい!
- 民間銀行の住宅ローンは「年収・勤続年数・職業」によって審査が厳しいことがある
- フラット35は、安定収入があれば比較的審査が通りやすい
- 「勤続年数が短い人」や「自営業・フリーランス」も借りやすい!
💡 例えば…
- 民間の銀行では「3年以上の勤続年数が必要」などの条件がある
- フラット35なら、勤続年数が短くても、一定の収入があれば審査に通る可能性がある
4. 繰り上げ返済の手数料が無料
🏡 メリットのポイント:余裕ができたら早めに返して利息を減らせる!
- 民間の住宅ローンでは、繰り上げ返済(途中でローンを一部返す)すると手数料がかかることがある
- フラット35は繰り上げ返済の手数料が無料!
- まとまったお金ができたときに気軽に返済できるので、総返済額を減らしやすい
💡 例えば…
- 100万円を繰り上げ返済したら、利息の負担が減る!
- 一般の銀行では、繰り上げ返済に手数料がかかることがあるが、フラット35なら無料
× フラット35を利用するデメリット
1. 変動金利より金利が高い
💰 デメリットのポイント:最初の金利が高め
- フラット35は固定金利なので、変動金利に比べると、最初の金利が高め
- 変動金利が低い時期なら、変動金利のほうが支払い総額が少なくなることもある
💡 例えば…
- 変動金利が0.5%なのに対し、フラット35の金利が1.5%の場合、最初の月々の支払額が高くなる
- ただし、変動金利は将来的に金利が上がるリスクがある
2. 頭金なしだと借りにくい
💰 デメリットのポイント:自己資金が少ないと借りにくい
- フラット35は「物件価格の90%まで」しか借りられない(※フラット35を使う金融機関による)
- 自己資金(頭金)を用意する必要がある
💡 例えば…
- 3,000万円の家を買う場合、頭金300万円(10%)が必要になるケースが多い
- 一部の金融機関では「フラット35+自己資金ゼロのローン」を組める場合もあるが、金利が高くなる
3. 住宅の条件を満たさないと借りられない
💰 デメリットのポイント:住宅の基準が厳しい
- フラット35は「耐震性能・省エネ性能・住宅面積」などの一定の基準を満たす住宅でないと利用できない
- 「50㎡以上(セカンドハウスなら)」などの床面積の制限がある
💡 例えば…
- YOROKOBiの14坪(約46㎡)のモデルではフラット35を使えない
- 中古住宅でも、適合証明を取れないと利用不可
⭐︎ フラット35はどんな人に向いている?
● 長期間の安定を重視する人(将来の金利上昇リスクを避けたい)
● 転職したばかり・自営業・フリーランスなど、民間ローンの審査が厳しい人
● 健康に不安があり、団信なしでも借りたい人
● 早めに繰り上げ返済して負担を減らしたい人
🚨 向いていない人
❌ 変動金利の低さを活かして、短期間で支払いを終えたい人
❌ 50㎡未満のコンパクトな家を買いたい人(適用外になる可能性あり)
💡 まとめ
フラット35は「金利の安定」を求める人にとって安心な住宅ローンですが、「金利の高さ」「自己資金の必要性」などのデメリットもあります。
あなたのライフプランに合わせて、最適な選択をしましょう!