HEAD BLOG代表 窪田のブログ
2025年2月7日
2つの収納の考え方と間取り
1. ファミリークロークを一箇所に設ける間取り
- 特徴
家の中に大きな収納スペースを一箇所にまとめる方法で、例えば玄関近くや家族の共有エリアに「ファミリークローク」を設けるスタイルです。 - メリット
- 家族全員で使いやすい:洋服や日用品、季節の物を一括で管理できるため、家族全員が使いやすい。
- 収納管理が簡単:物を一箇所にまとめることで、収納や整理整頓が楽になります。
- 掃除が楽:余分な収納を各部屋に設けないため、各部屋がスッキリし、掃除の負担が減ります。
- 向いている人
- 収納を一箇所で管理したい人:物がどこにあるか分かりやすく、収納スペースの整理が得意な人。
- 部屋を広々使いたい人:各部屋に収納を設けず、リビングや寝室をより広く取りたい人。
- 動線を重視する人:帰宅後すぐに上着やバッグを収納できるような、便利な動線を求める人。
2. 必要な箇所に収納を細かく設ける間取り
- 特徴
各部屋や各所に小さな収納を分散して設けるスタイル。クローゼット、押入れ、棚などが複数の場所に配置されます。 - メリット
- 使う場所ですぐ収納:必要な物を使う場所に近いところで収納でき、日常生活が便利。
- 家全体の使い勝手が良い:家族それぞれが自分専用の収納スペースを持ちやすい。
- 物が分散するので管理しやすい:特定の場所に収納が集中せず、物を適度に分散して管理できます。
- 向いている人
- 家族が多い人:家族それぞれが自分の収納スペースを必要とする場合。
- 細かな収納を好む人:物を用途ごとに分けて収納することが好きな人や、整理整頓が得意な人。
- 家がコンパクトでも収納を確保したい人:全体のスペースを抑えつつも、収納が不足しないよう工夫したい人。
選び方のポイント
- 家族のライフスタイル
- 家族で共有する物が多い場合や、動線をスッキリさせたい場合は「ファミリークローク」が便利です。
- 個々に管理する物が多い場合や、プライベートな収納が必要なら「細かく設ける収納」が適しています。
- 家の広さと間取り
- 広い家であれば、どちらのスタイルも取り入れやすいですが、コンパクトな家では「細かく設ける収納」が有効になることがあります。
- 生活の動線や収納の習慣
- 使う場所で収納したいか、それともまとめて管理したいかによって、間取りを選ぶと良いでしょう。
どちらのスタイルも、工夫次第で快適な住まいを実現できます。
自分たちの生活に合った収納スタイルを選ぶことが、満足のいく家づくりの鍵となります。