HEAD BLOG代表 窪田のブログ

2024年10月21日

今、流行の外壁材とは…

住宅の外壁にガルバリウム鋼板(通称:ガルバ)を使用することには、以下のようなメリットとデメリットがあります。

メリット

1. 耐久性が高い: ガルバリウム鋼板は、アルミニウム、亜鉛、シリコンで構成された合金で、錆びにくく、非常に耐久性があります。特に塩害に強く、沿岸地域などでも長持ちします。

2. 軽量: 他の外壁材と比較して軽量であるため、建物への負担が少なく、地震時の耐震性向上にも寄与します。

3. メンテナンスが少ない: ガルバリウム鋼板は耐久性が高いため、長期間にわたり塗装などのメンテナンスが不要で、コスト削減に繋がります。

4. デザイン性: シンプルでモダンなデザインを演出でき、カラーバリエーションも豊富。建物にシャープでスタイリッシュな印象を与えます。

5. 断熱性・遮熱性の向上: 専用の断熱材と組み合わせることで、断熱性能や遮熱性能を向上させることができ、省エネルギーにも寄与します。

デメリット

1. 傷つきやすい: 鋼板であるため、強い衝撃や擦り傷に弱く、傷がつくと見た目が損なわれ、またその部分から錆が発生するリスクがあります。

2. 断熱性能が低い: 素材そのものは金属のため、単体では断熱性能が低い。しっかりと断熱材を併用しないと、夏は室内が暑くなりやすく、冬は冷え込みやすくなります。

3. 騒音の問題: 雨が当たった時に金属の反響音が生じるため、騒音問題が発生することがあります。防音対策が必要になる場合があります。

4. 経年劣化: 直射日光や紫外線に長期間さらされると、塗装が色あせることがあり、見た目の美しさを保つためには、長期的には再塗装が必要になる可能性があります。

5. 費用がやや高め: 一般的な外壁材と比べて初期コストが高めであるため、導入時には予算が高くなる場合があります。

総評

ガルバリウム鋼板は、耐久性やデザイン性、メンテナンスの少なさが大きな魅力ですが、断熱や防音対策をしっかりと行う必要があるため、施工計画や予算に合わせた慎重な検討が必要です。

どんな素材にも「いいところ」「よくないところ」があります。一過性の流行を追うことは最新の素材だったりしますので実績が少ないので5年後10年後の実績を学んでから選定するのが理想ではありますが、そんな悠長なことも言ってられません。

経験のある施工会社で本音としてのリスク部分をよく聞いて知識を得ておくことができるのならそうお勧めします。普遍的な価値があるのか?色選びも大切ですね。

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