2024年6月17日
ジャパンディ「照明器具」
ジャパンディ(Japandi)は、日本の「和」と北欧の「スカンジナビアン」スタイルを融合させたデザインスタイルです。このスタイルの照明器具を選ぶ際の考え方やコンセプト、デザインのポイントについて、インテリアコーディネートの観点から解説します。
1. シンプルさと機能美
ジャパンディのインテリアでは、シンプルで機能的なデザインが重視されます。照明器具も無駄のないシンプルな形状が求められます。日本の伝統的な美意識である「侘び寂び(わびさび)」や、北欧デザインの「ミニマリズム」に通じるデザインが理想的です。
2. 自然素材の使用
ジャパンディスタイルでは、自然素材を多用します。照明器具も、木、竹、和紙などの自然素材を使用したものが適しています。これにより、温かみがありつつも落ち着いた雰囲気を演出できます。
3. 色合いと光の質
色合いは、自然のトーンやアースカラーが中心です。ベージュ、ブラウン、グレーなどの穏やかな色を基調とし、落ち着いた光の質を持つ照明が好まれます。光の色温度は、温かみのある電球色(約2700K〜3000K)が適しています。
4. 柔らかな光の拡散
ジャパンディでは、直接的な光よりも、柔らかく拡散する光が好まれます。和紙を使ったランプシェードや、木の格子を用いたデザインなど、光を柔らかく広げる工夫が施された照明器具を選ぶとよいでしょう。
5. 手工芸と伝統技術の活用
日本の手工芸や伝統技術を取り入れたデザインもジャパンディの特徴です。例えば、和紙を用いた「あんどん」や、竹細工のランプシェードなど、職人の技が光る照明器具を取り入れることで、空間に深みを加えることができます。
6. シンプルなラインと幾何学的なデザイン
北欧スタイルの特徴である幾何学的なデザインやシンプルなラインも、ジャパンディの照明器具に取り入れられます。直線的で無駄のないデザインは、全体の調和を保ちながらモダンな印象を与えます。
まとめ
ジャパンディの照明器具選びにおいては、シンプルさ、自然素材、柔らかな光、そして伝統と現代の融合がキーポイントとなります。これらの要素をバランスよく取り入れることで、心地よく落ち着いた空間を演出することができます。