2017年6月3日
堅実な家づくり
最近、家の大きさ
家の間取り
要求が時代とともに少し変わってきていると感じます。
例えば、「結婚」→「子供誕生」→「進学」→「独立」→「子供結婚」→「夫婦生活」
これが人生のステップだとしたらマイホームは?
今までなら・・・
①夫婦の寝室②子供部屋(子供の数)③リビング+ダイニング+キッチン④水回り⑤2階バルコニー
つまり、部屋数重視でした。
ところが・・・子育てを終えた人生の先輩方から・・・
①子供部屋本当に必要だったのか?
②2階にはほとんど上がらない生活になった。
③子供部屋も子供が独立した後を考えておくべきだ
④部屋数は入らなかった
⑤できたら平屋にすべきだった
⑥収納があれば物が増えるので有り過ぎは注意!程々最低限がいい
そこで、堅実な思考の方々が増えていると感じています。
今の要望の傾向は・・・
①子供部屋も後から使える部屋を前提に1階に設置
②収納は扉をつけずにオープンにして部屋を悪戯に大きくしない
③物が増えて、しまいこまないよう収納を作りすぎない
④家を大きく作りすぎない
⑤理想は、平屋
驚くほど考え方が変わってきています。
非常に現実的で無駄のない考え方だと思いませんか。
もちろん、家に過度にお金をかけないという基礎的考え方が見えます。
でも、安ければいいということではないのですね。
暮らしやすい間取りで健康と心に安堵感が家には求められます。
家に帰って落ち着かない。
流行ばかりを取り入れて時代の経過とともに陳腐化するような家も辛すぎます。
家づくりは、人生をどう生きるかを考えて方向付けしていくべきです。
心豊かで健全に人生を育める住まいの”解”を求めた末に決める家づくりをもう一度足元から未来に向けて考えてみることが重要です。
住みやすい間取りも数多もあるわけではありません。
特殊な要素を取り入れたいなら話しは別ですが、基本的に王道の間取りがあります。
弊社でもコンセプト住宅という枠組みで、ルールがあり解りやすい家づくりとなるようストーリーが明確で価格も明確なライフスタイルから選択できる住宅群を準備してあります。
最近は、平屋の要望が増えています。
平屋か一部二階の空間を感じられる住宅も人気です。
賢者の家づくりは、確実に時代と経験に裏打ちされた歴史を手本に、未来の豊かさを求め考えつくるものです。
一過性の流行もいいのですが、やり過ぎないことも重要になります。
私は、非常に今の傾向に感心しています。
EU諸国のように豊かさや堅実さや真に必要な事や物が何であるのか?
日本人も気がつき出しているのかもしれないと・・・