2023年9月5日
気候変動と熱中症対策&エネルギー(前編)
今年、国内で驚きのニュース!
日本の中で上田が一番暑かった日が2回あったという話。
信じられない。
そして、各地で集中豪雨。
突風。
熱中症で搬送されたり死亡されたりというニュース。
地球は、どうなるんだ?
災害はいつ起きても不思議ではない。
国土強靭化政策も強化し予算も増加。
さらにガソリン代は急騰。
電気代も急騰。
生きていくことが困難な環境なのか?
もし、災害が来て停電になればエアコンは使えない。
つまり、熱中症に危険にさらされる。
これは、一歩間違えば「死」を意味する。
お年寄りや赤ちゃんは、どうなる?
施設や病院はどうなる?
危険がいっぱいな「夏」。
一触即発状態と受け取っていなければ呑気に構えていられない時代。
『備えあれば憂いなし』
それは、この時代で何をする事を意味しているのだろうか?
住宅づくりを「明るい家族のために!」という楽しいテンションだけでいいのか?
疑問を感じてしまう時代だ。
住宅づくりのプロとして呑気に構えてぬるい話をしている時代は終わったと言えるのか?
悲しいかな、『備え』をした家づくりにシフトすべき時代になった。
何度もお伝えしなければならない『死なない家』を厳しい現実としてお伝えしていかなければならないのか?
『死なない家?』とは、どんな家なのか?
もちろん正解はこれだ!と言えるほど住宅業界も恐らく間に合っていないのでは?
工務店やビルダーも、路頭に迷うような心理状態なのではないかと思う。
なぜなら、そんな強い口調で「危機的」な事態だと声高に伝えている人は少ないように思うからだ。
信州は、朝夕はやはり涼しいと思う。
昼間も木陰で少し風があればすごく気持ちい。
クラーとは比べ物にならないくらい自然の心地よさは別物だ。
しかし、いつもそんな環境に身を置けるわけではない。
となると、どんな家づくりをすればいいのか?
家族が一番長くいる場所であり「家族の巣」のような存在。
一番快適で安心安全でなければならない。
地震などで建築基準法が次々に変わり、法を遵守すれば確かに今の家は耐震性の高い家が出来上がる。
しかし、家の性能はまだ世界と比較しても発展途上国なのかもしれないが、ここに来て2025年までには、このレベルに全てしなさいという国の方針が示されている。
国民の多くは、費用負担が頭にあり、「そこまでしなくてもいいのでは?ないか?」という声が方々から聞こえてくる。
しかし、そんな悠長な事を言えないほど大変な気候になっている。
熱中症で亡くなる危機感を人ごとだと受け止められる時代ではない。
家は、自分や家族を守る『シェルター』になっていなければならない。
家族を守る存在が『家』であり『我が家』とならねばならない時代が到来している。
東京都は、新築住宅全棟に太陽光発電機能を備えることを義務化した。
強制されることは、当初乱暴であり横暴ではないかと感じた。
しかし、そんな次元の話ではないから多くを語らずに強引にルールを押し付けた形に感じる。
小池都知事も伝家の宝刀を振り翳したように感じる。
しかし、事は重大な局面を迎えているからこそ大鉈を放りかざす以外道はなかったのかもしれない。
それほど、危機的であると受け止めているからではないか?
もし、停電になったら?
もし、エネルギー費が信じられない価格になってしまったら?
何度もお伝えして恐縮だが、『死』が隣同士に存在しているからのように感じてならない。
では、どうすればマイホームが『シェルターハウス』になるのか?
そもそも、『シェルターハウス』とは、どんなものなのか?
次回、後編をお伝えします。