HEAD BLOG代表 窪田のブログ

2023年8月18日

オフグリッドな暮らし

今や世界は全て繋がっている。

新型コロナ感染拡大によって、はっきりと確認することになった。

そして、日本の輸入に頼る社会構造に問題があると誰もが知った。

今、ガソリン大が高騰し信じられない値段になっている。

また、原発から火力発電に移行したことで原油や石炭に依存するエネルギーが仇となり苦しめられている。

自分たちの力では、どうにもならない。

自動車もEV車へのシフトをしつつあるようだ。

では、暮らしを支えるエネルギー問題はどうだろうか?

相変わらず、オール電化住宅。

しかし、供給される電気の料金が跳ね上がっている。

それはそうだ。

格安だった原発による電気代と火力発電中心の電気代とでは自ずと価格に変化があって当然。

だからと言って、原発に戻るわけにはいかない。

私も震災で福島県、宮城県にボランティアでいった人間の一人だ。

あんなことがあれば、無惨にも人間の無力さを感じざるを得ないし、命の危険を本気で感じた。

更に日本の問題は、エネルギー問題だけにとどまらない。

先進国だとか経済大国だとか自惚れてきたように思う。

なぜなら、日本は物価が高いとここにきて皆さん悩んでいますが、建築業界も同様に深刻な問題として住宅価格が高騰し物価上昇が直撃しています。

しかし、インバウンドと言われる海外からの旅行者が急激に増え、ピーク時に迫る息王になっていると報道されています。

なぜでしょうか?

日本が素晴らしい国だから?

勿論、それも理由の大きな要因であります。

しかし、根本的な問題として世界に金銭的感覚から言うと日本への旅行は格安だからなのだと思います。

ラーメン一杯の値段が、日本で1000円とした場合に世界の国々ではそれぞれ物価価格は違えども1500円や2000円のようなのです。

つまり、世界の中で日本は全て安い価格というメリットがあるから日本に行こうという判断になるようなのです。

日本人からすれば、物価が上がって生活が大変であることは事実です。

しかし、世界基準で言えば安価な国であると認識されています。

また、エネルギー問題に戻りますが、一時世界の電気代は大変な金額になったと報道されていました。

しかし、多くの国は「ソーラーパネル」設置により、とんでもない電気代に落ち着いているらしいのです。

エネルギーの自給自足を国あげて進めた成果と言えましょう。

東京都も新築は太陽光パネル設置を義務付けました。

もし、電気の供給ができなくなれば経済はストップします。

地球温暖化の影響で、夏の暑いこと。

エアコンに依存する暮らしが当たり前の社会構造。

もし、電気の供給ができなくなれば価格だけの問題ではなく命の問題に発展します。

今から目指すべきは『エネルギーのオフグロット化』ではないでしょうか?

そんなことは、誰も理想としては考えている。

しかし、売電価格が下がりメリットなどないじゃないか?

ましてや、住宅ローンに加え太陽光発電費用が加われば、建築費も高騰して二重苦、三重苦になるじゃないか?

きっと、多くは話にならないと諦めていると思います。

それは勘違いです。

『オフグリット化』こそが、救いの唯一の道かもしれません。

もう、これから建てる家は「低断熱低機密」の「低性能住宅」を建ててはいけません。

安いからといって安易な道に逃げてはいけません。

なぜなら、後々地獄を見ることが明らかだからです。

未来の暮らしを想像してみましょう。

光熱費が高くて生活費を抑えていく暮らしではなく、自分の家のエネルギーは自分で賄う時代になるのです。

太陽光発電設置の費用は安くはありません。

しかし、十年間リース支払いをして電気を作りそれを売る。

消費電力と売電の差額を抑えられる事実は知らないと誤った知識が生まれてしまいます。

①電気を作り売る金額

②消費する電気代

③(「売る電気代」ー「買う電気代」)ー「ソーラーリース代」=電気の支払い金額を最小に抑えられる

④10年後には、ソーラーリース代金は無くなる。

⑤ ソーラーリース代金が「0円」になると売電価格は極端に長るが、約束されている価格となるので、売電価格の方が上回り「利益付が出る」

⑥ソーラーの寿命は、実質実験結果として40年経過し発電力もさほど下がらないこともわかっている。(一部の部品公開費用は多少必要)

実は、損は無い。

むしろ将来は稼げる計算になる。

ただし、住宅の性能は今までの比じゃ無いほどにあげなければならないので建築費は高くなる。

とはいえ、将来稼げる家なので割増となる高性能費など簡単にクリアーできる。

40年間住むことを考えたら選択する道は一つ。

賢者の選択であると言えます。

『オフグリット化』

1。環境に優しく持続可能

2。他設備に依存しないので独立性が高い

3。コストを削減できる

4。自給自足の生活に近づく(自分のエネルギーは自分で作り消費する)

5。災害にも強く、緊急事態でも自力で生活を維持できる要素を持つ

メリットを考えると選択は一択であることが理解できるのでは無いでしょうか。

私たちは、単に良い住宅を建てるだけでなく、これからの長い人生にしっかりと寄り添える住まい作りに取り組んできかねばならないと考えています。

そこで、上田市中野に『LOOPER』という概念の高性能な平屋にオフグリット化を推進する装置を加えた住宅を建築中です。

ポイントは、片流れの屋根にすること。

シンプルな片流れの屋根に10Kw以上の太陽光パネルを載せる。

逆に言えば、複雑な屋根にはしない。

ソーラーパネルが載せやすく、発電効率を考えた環境の屋根にすることが重要です。

デザイン重視の何層にも分かれた屋根は最悪なので、後々ソーラーパネルを搭載したくても条件が悪すぎて断念せざるを得ないか、発電効率が悪く、価格も割増になる可能性が高いので要注意です。

いかがだったでしょうか?

諦めていた李、誤解していたりした「太陽光発電」に対して、正しい学びをしっかりとし、損をしたり、後悔しないようにしていただきたいと思います。

国は確実に高性能な家を作るよう本気で制度を変え、それに沿うのなら補助金も出しますし、減税も手厚くしてくれます。

『オフグリッド化』について真剣に向き合ってみてはいかがでしょうか?

ちなみに『平屋の中野モデルハウス』は、9月末に完成します。

是非とも見学に来たり、話を聞きに来て欲しいと思います。

セミナーも計画しています。

リモートで受講できますので情報をお待ちください。

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