HEAD BLOG代表 窪田のブログ

2022年9月13日

「小さい家」 = 「進化」

今、潮目が変わる時。

 

そんな表現を目にする機会が増えた気がしませんか。

 

その一つの表れが「インフレ」ですね。

 

物価が上がり、金利も上がる。

 

しかし、自分達の所得は同じ。

 

ものを購入する感覚に変化が起きつつある。

 

「もの」から「こと」へ。

 

所有する喜びから、体験する喜びへ。

 

ミニマリストなる言葉も目にすることも多くなっていますね。

 

何でもかんでも所有して、家の中が爆発するほどものが溢れる暮らしを否定した考え方ですね。

 

しかし、物が少なければ良いという思想も度を越すと異常に感じてきますね。

 

お気にに入りとか拘りとかってありますよね。

 

大切なことだと思います。

 

例えば、サッカー好きなら、こだわりのグッズを所有し飾りたい。

 

「こと」を表現する方法として「もの」がある。

 

実は、「ミニマリスト」+「こだわり」= 『進化』

 

そんな捉え方が「賢者」というよりも「進化」だと思うようになってきました。

 

「こと」を表現する「もの」は価値があります。

 

その「もの」には、体験した思い出や意味があります。

 

自分だけの価値は自分だけの大切さ。

 

人に理解を求めたり自慢するための「もの」ではありません。

 

それこそが成熟した価値なのだと言えるのではないでしょうか。

 

私は、最近もブログで書きましたが「バスケット観戦好き」です。

 

そして、「70年〜80年代のロックバンド好き」です。

 

もし、バスケットボールやロックバンドに興味がない人なら観戦も行きませんでしょうし、ライブにも行きたいと思わないでしょう。

 

その時のポスターやグッズを部屋に飾られても憧れたりしないでしょう。

 

でも、興味のある人にとっては心が動かされます。

 

つまり、「もの」そのものに価値を見出すのではなく、「こと」から「もの」がセットで価値を感じるのです。

 

ミニマリストは、「ものを持たない」美学です。

 

しかし、それだけでいいのでしょうか?

 

私は、意味なくものを多く溜め込むことには賛成できませんが、大事な「こだわり」は絶対に失ってはならないと思います。

 

むしろ、こだわるべきです。

 

「もの」にあふれる暮らしは頂けませんが、価値ある意義ある「もの」には思い切りこだわるべきだと思います。

 

まぁー度が過ぎるのは賛成しませんが・・・

 

家のサイズについても、意味なく大きくしたいと思うのも考えものです。

 

時代の潮目が変わるということは、考え方や生き方の「大切」だと思う基準が変わることを意味していると思います。

 

戦後まもない頃の家不足と言われた時の「家」に関する感覚と今とではだいぶ違います。

 

戦後、住むところがない。

 

とにかく住宅が欲しい。

 

そんな時代から経済的に豊かになれば贅沢が度を越して意味ない豪華絢爛な家を求めました。

 

バブル時期に建てられたゴルフ場の建物など価値観の違いは当然ありますが、どう考えても品があるとは思えません。

 

これ見よがしに、お金をかけた高級な建物です。

 

ここは高級な場所ですよ。

 

こんなに凄いですよ。

 

と言いたげな自己主張の塊のようです。

 

つまり、時代によって価値表現が異なるし、変化の節目のようなものを感じて自己表現したくなるわけです。

 

バブルは、私たちの生活に深く関わり生活にも経済的にも価値観的にも変化を与えました。

 

過ぎてみると異常だったことは理解できますが、その時代の真っ只中では普通の感覚として受け止めていたように思います。

 

今、インフレです。

 

デフレだった時は、所得が増えて物価はそれほどに感じなかったかもしれないので勢いがありました。

 

しかし、世界的にインフレです。

 

今まで一杯のラーメンが1000円以下だったものが1200円、1500円、2000円になって行きます。

 

住宅の購入も同じです。

 

例えば、2000万円以下で購入できた住宅。

 

でも2200万円、2500万円、3000万円となっていったらどうでしょうか?

 

購入を諦めるのでしょうか?

 

一生、アパート暮らしでしょうか?

 

そこに人類の進化が求められます。

 

確かに住宅資材は高騰してきました。

 

その背景には、世界的な事情もありますし国内の事情もあります。

 

簡単には物価は下がらないでしょう。

 

であれば、住宅の進化が必要です。

 

ダウンサイジングを考えてみることは重要です。

 

今まで、住宅のサイズの平均が地方によって事情は違いますし、一概には言えませんが、仮に35坪だとしましょう。

 

車も過去を考えてみると4000cc、3000cc、2500ccと今考えるとバブルだったなぁ〜と感じます。

 

しかし、車も悪戯にエンジンを大きくする方向から進化しています。

 

ダウンサイジングを行い、軽自動車などコンパクトでありながら中はびっくりするほど広い。

 

実際の大きさは、軽自動車のサイズであることは今も昔も違いはないのですが、工夫によって最大限中を広く使えるように工夫したことはすごい進化です。

 

さらにエンジンもサイズダウンしても静かで力もそこそこあり燃費もいい。

 

こちらも進化です。

 

前にもお話ししたようにPCもスマホに能力的に越された感があります。

 

操作性がいいことからPCを超え使いやすさも上という人もいます。

 

住宅も凝り固まった過去のトラウマサイズ基準でなければダメだと感じているとすれば、時代はやはり進化したという住宅も出てきていますから、頭をリセットしてから見学したりすべきです。

 

そもそも、土地付きの一戸建て住宅よりマンションの方が高い場合が多いのです。

 

サイズもマンションだと21坪〜25坪だとすれば、住宅も同サイズで良くないか?という発想があっても不思議ではありません。

 

では、マンションと比較したときにグレード感はどうでしょうか?

 

間取りはどうでしょうか?

 

自分の好みの仕様でしょうか?

 

マンションは、全て、決まったものから選ぶのが普通です。

 

間取りも提示されているものからしか選べない、仕様も選べない、グレードもそれほど期待できるものではないかもしれません。

 

なのに戸建て住宅より高い場合が多い。

 

でも、キャンセル待ちが続く。

 

人気あります。

 

住宅の場合は、注文住宅を好む傾向が長く続いてきました。

 

間取りも、大きさも、デザインも、素材も、色も、何でもかんでも自分で決める。

 

でも、マンションよりも安い価格の場合が多い。

 

どうでしょうか。

 

気持ちも頭もニュートラルな状態にして考えてみてもいいのではないでしょうか?

 

予算は一番大事です。

 

どんな暮らしをしたいのか?

 

家族の成長過程をどう捉えるのか?

 

未来は、おおむねどう描くのか?

 

未来のことは、実はその年齢になってみないとわからないというのが正直な感覚です。

 

しかし、無視して考え続けるのは危険です。

 

これからは、おそらくインフレが続くでしょう。

 

各国も、もっと加速するかもしれません。

 

円安ドル高も続くでしょうか?・・・

 

物価は、今のままかもっと上がるかもしれません。

 

そうなると輸入に頼ってきた資材はさらに高騰するかもしれません。

 

資材も国産にシフトチェンジした方がいいと考えるでしょう。

 

海外に工場を移してきた製造業も国内に戻すことの方がメリットが増えるのかもしれません。

 

住宅も自動車のようにコンパクト化して、性能をアップして、未来を考えて、バブル時代のファッションのように今年の流行などに左右されずに、いつの世も違和感なく捉えられる普遍の住宅を目指すべきではないかと思います。

 

しかし、マンションのように自らの好みやこだわりを抑え込んでまで、未来を考慮して購入するようなものが住宅購入だとすれば、少し残念です。

 

ナチュラルな自然素材や無垢の木などを考える人にとっては、厳しい物があるかもしれません。

 

投資目的である人にとっては問題ないと思います。

 

しかし、一般的に人生を生きていくメインの場所が住まいだとすれば、戸建て住宅で、コンパクトな住宅が正解かもしれません。

 

小さい家のメリットや進化については以前も書きましたが、やはり工夫次第で暮らしやすく未来のことも考えて良い家を作ることができます。

 

知恵です。

 

アイデアです。

 

そして、素材選びや仕様は無垢の木とシンプルでナチュラルな普遍性を意識したものが大事です。

 

理由は、長く住む場所だからです。

 

健康的な環境にすべきだからです。

 

間取りは、軽自動車と同じように窮屈感のない暮らしやすく、機能性や省エネ性に富んでいることが大事です。

 

結果、ダウンサイジングしても過去に刷り込まれたサイズ感の住宅よりの遜色ないどころか、無駄を排除して必要なものをしっかり入れ込むことで、むしろ暮らしやすい良い住宅にできるのです。

 

これこそが「進化」です。

 

これからの時代の主役となるであろう「小さな家」は、実はすごくカッコ良くて、賢い選択なのだと言えます。

 

古い時代の過去の幻想に縛られ引っ張られ、過ぎてみた時にバブルの建物のように感じることはないにしても、そんな後悔をしないようニュートラルにフラットに考え、前に進んでいけるよう未来を想像してみることから家づくりとはどうすべきなのか?

 

賢者の家づくりとはどんなものなのか?

 

立ち止まって、家族の未来の姿や笑顔を想像して住宅の進化とは?

 

考えてみてもいいのではないでしょうか。

 

未来に不安をできるだけ残さない考え方を大事にすべき時代に突入しています。

 

こんな夢の無いように感じる話は良く無いと感じたかもしれません。

 

しかし、これはマイナスの話ではなく、もっと高みを目指し知恵を絞って「進化」する動機づけのような話だと思います。

 

だいぶ長くなってしまってすいません。

 

では、また・・・・・

 

次回をお楽しみに・・・・・

 

 

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