HEAD BLOG代表 窪田のブログ

2022年8月22日

『 平屋日和 』外部の標準仕様には訳がある・・・

前回は「なぜ家を持つ、所有するのか?」と言う紛らわしいお話をしました。

 

分かりにくかったでしょうか?

 

さて、今回は弊社の人気「縁側家族ブランド」平屋から考える家づくり

 

『平屋日和』の仕様選定の理由についてお伝えします。

 

既にご存知かとは思いますが、外壁は2種類を基本に設定しています。

 

屋根付き縁側など屋根によって外壁への酷使が少ない建物の凹んでいる箇所に「国産杉の無垢板」を採用しています。

 

これは、ルール化しています。

 

理由は、外壁を長持ちさせるためです。

 

単にデザインとか、色や質感を自分のオリジナリティーとして表現したいという要望もあります。

 

しかし、基本的にはお勧めしていません。

 

少しでも劣化を防ぎたいと言う理由です。

 

しかも、「国産杉板」の表面は少し毛羽立つように加工したものを使用します。

 

以前にも遺伝えしたように毛羽立っていると気の中まで水が差し込みにくい、浸透しにくいという理由です。

 

製材したままで綺麗に加工されてないので安価なものを使っていると勘違いされるかもしれませんが、こちらの方が一手間かけてますので価格は割高です。

 

これも当然耐久性を考慮した考え方によるものです。

 

外部はどうしても風雨や直射日光により痛みは避けられません。

 

無垢板を仕様すると新建材である「サイディング」「ガルバリューム鋼板」などより耐久性は劣ります。しかし、味わい深さは「本物」なので断然違います。

 

しかし、メンテナンスは基本的にあまりしたくないと言う方には、新建材である「サイディング」「ガルバリューム鋼板」もお勧めします。

 

そうではない凸部分は、標準として窯業材(サイディング)を貼り、その上にソフトロールと言う強度と表情が豊かになる性質にこだわりこちらを塗り込みます。

 

単なる昔吹き付けていた塗料仕上げとは違い、耐久性はかなり優れています。

 

塗り壁のように仕上がりますので、高級感や味わい深さを考えて採用しています。

 

また、将来この上から重ねて二里込めるのでメンテナンスの点からも優れていると考えています。

 

屋根は「ガルバリューム鋼板」を標準仕様としています。

 

理由は、重量が軽いことで建物への負荷が少ない。

 

素材の耐久性も「カラー鉄板」と呼ばれた時代のものとは異なり、優れている点です。

 

屋根勾配も平屋の場合、あまり傾斜のきついものは大らかさにかけますしデザイン的にも優雅な感じになりません。

 

瓦の場合は、逆に緩い勾配だと雨漏りの原因となります。

 

そして、重いので構造材を太いものにしなければなりません。

 

強度と耐久性とデザイン性を考慮して「ガルバリューム鋼板」を採用しています。

 

サッシは、樹脂サッシを標準仕様に選定してあります。

 

理由は、夏も冬も高性能であることから快適に暮らせるからです。

 

一番ガラス面から熱が逃げやすいので特殊ガラスを選んであります。

 

屋根付き縁側の「柱」は、国産檜の無垢材を室内に使用する「国産杉」よりワンサイズ大きな120mm角を使用しています。

 

こちらも、外部の風雨や直射日光に負けない日本で最高と言われる強度があり、腐れに強い「檜」を選定しております。

 

「縦格子」も日本の和モダンデザインの象徴であることから設置することが義務化され標準です。

 

周囲からの目隠しにもなりますし、風は通します。

 

配置する場所や面積など玄関位置などにも左右されますので設置箇所はよく考えて決めた方がいいでしょう。

 

外部についての主たる部分についての仕様とその理由について書かせて頂きました。

 

素材選びもルール化も「平屋日和」は、私たちのこだわりによって標準化しています。

 

訳あってこの素材を使おうと決めています。

 

その使い方までも決めています。

 

好みだけで決めていただくと耐久性、デザイン性、質感などが蔑ろにされ、もっと安く安くとなってしまうのは残念なことです。

 

こだわること、様々な点から考えて素材を標準化することは、すごく大事なことではないでしょうか?

 

「プロダクトハウス」=「商品住宅」

 

単に間取り

 

単に形

 

単に色味

 

それだけで「プロダクトハウス」とは呼べないと思い、開発魂を落とし込んでいます。

 

訳あって・・・

 

だから、皆さんに愛されご支持いただけているのだと思っています。

 

では、次回は内部の主要な仕様についてお伝えしたいと思います。

 

楽しみにお待ちください。

 

 

 

 

 

 

 

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