2022年7月9日
過去に学べない時代が求める「新たな家」とは・・・
今は、情報過多の時代ですね。
欲しい情報はすぐに探すことができたり、探すことが当たり前になっています。
今日のランチはどうしよう。
何にしようかな?
「食べログ」検索。
と言った感じではないでしょうかね。
住宅の間取りも検索すればたくさん出てきます。
プロと話して注文住宅の間取りだけで何ヶ月もやり取りすることが普通だと思っている方も多いと思います。
検索するのですが、気に入った間取りを探し出すことが難しい。
私も何度か挑戦しました。
一部はいいが、全てをOKとは思えない。
建売住宅の間取りも「○○LDK」を検索しても中々気の利いたものが見つからない。
または、どれも似たような間取り。
二階建てであれ平屋やスキップフロアも何かが違う。
と言うよりも個性を感じない。
何部屋あって、収納がどうで・・・・
だから、注文住宅なら自由になるので何ヶ月も住宅会社とやり取りをする。
でも、そんなに「おっ!これは面白いぞ!」とはならない。
ワクワクも感じないかもしれない。
何か釈然としない。
自由設計で時間も一定量かけたのに何かが違う気がする。
それは、きっとご自身の自分らしい暮らし、自分らしい個性、自分らしいこだわりがないからかもしれません。
どれも実に似たような間取りが溢れているからです。
かつて家を建てた方々の間取りは、世代間の感性が違ったり、自分の生き方が他の方と違ったり、自身のしたい暮らしを発見させてくれるような提案がないからだと思います。
無難な間取りがオンパレード。
だから、ワクワクしないのかもしれません。
「おー!こうきたかぁ〜」
ひと目見てドキドキ・ワクワク!”目をまぁーるく”するような気持ちになれたら!
心の中で期待しているはずです。
時代は、大きな転換点を迎えると言われています。
人生100年時代とも言われています。
つまり、基本的に生きる指標や価値観がシフトしようとしているのです。
シフトしてきたとも言えます。
暮らし方も考え方も生き方も刺激を求めています。
心の安らぎも求めています。
過度なサイズ感の家も希求していない気がします。
もっと面白い暮らし方を求めているのかもしれません。
自分にわがままになってもいいと感じています。
しかし、経済が不安。
将来も中々見えない。
何かストレスばかりが蓄積される。
家族がもっと幸せになれるような場所はどこか?
どのような家が望ましいのか・・・・・
答えが見えない時代に突入しているように思います。
住宅会社も今までと同じような家づくりの考え方でいいのでしょうか?
過去の経験や蓄積したノウハウも大事ではあります。
しかし、それだけでこれから未来の「住処」となる「家」がありきたりの建売住宅のような間取りやデザインの家でいいのでしょうか?
もちろん、全く問題ないと思う人もいらっしゃるでしょう。
否定などするはずもありません。
自分がしっくりくるのであれば何の問題もありません。
でも、心のどこかで「違う」「胸が高鳴らない」「こういう暮らしをしたいんじゃない」と思うのであれば、考え直したほうがいいかもしれません。
では、どんな家にすればいいのか?
過去に学べないのであれば、間取り集を眺めても納得できないでしょう。
そうです。
過去に縋るのではなく、先を見なければならないのです。
新しい発想の「面白いぃ〜」の先にある世界。
その門を叩く。
ではそれはどこにあるのか?
無いんです。
知恵を絞って、これから生まれてくる世界にしか存在しないのではと思います。
がっかりしてしまったかもしれません。
でも、そこに挑戦するに値する開発が必要です。
何人で暮らす?
家の中で何をしたい?
どんな世界観を感じていきたい?
機能を追求するだけでなく生き方はどんなデザイン?
家にいる時間は何をする?
「好き」はどんなこと?
家族の成長をどう考える?
自分の未来や老後はどう暮らす?
さまざまな条件を埋める作業ではなく、想像の翼を広げて自由に飛び立つ世界で何が見える?
既成概念をぶち壊した時に、建売プランを捨てた時に見える景色はどんなもの?
一度、頭の中を白紙にして自身の心に問う必要があります。
全員がOKを出すようなものではなく、自分はOKだけど、他の人はNOと言える明確な世界観を持つ家。
家というより自分自身の心地よいと感じる場所。
そんな環境の場所と言える住まいが誕生したらと思っています。
万人が好まなくていいと思います。
でも、いつも大事にしたいのは『居心地のいい時間、空間』です。
HYYGE の軸を外さずに未来に羽ばたいていきたいですね。
今、そんな世界に挑戦しています。
新たなブランドや新規開発の全く新しい規格の住処を考えています。
その一つが『LOVEL』。
五加モデルハウスを一度見ていただけたらと思います。
このコンセプトや間取りやプラン集が今までと何が違うのか?
どんな世界を目指しているのか?
そして、千古温泉さんのコテージが、新たな世界を示すために考えた建物ですが、そこには何があるのか?
期待値を超えるだけの全く新たな新天地となりうる物なのか?
ついつい、力が入り長くなりました。
今、私たちはこの苦境の時代で新たな価値や生き方をデザインする『よろこび』を目的とした新たな発想の知恵を形とした商品開発に取り組んでいます。
どうか、ご期待ください。
手始めに『LIVEL MODEL HOUSE』をご見学ください。