2022年7月1日
人の進化は「小さな家」へ
小さな家への偏見は意味をなさないと思います。
なぜなら、それは先入観でしかないからです。
小さいから全ての要望を我慢しなければならない？
本当にそうでしょうか？
もしそうなら小さい家は考えない方がいいですね。
でも、不満のない間取りができたらどうでしょうか？
再検討してもいいのではないでしょうか？
アメリカでリーマンショック後にミニマリストが増えたお話を前回のブログに記載しました。
大きい家、大きな車、それがアメリカ人の暮らし。
豊かな暮らし。
しかし、それも変化しています。
小さいことはいいことだと考える一定層の人たちがいるのです。
生き方の価値観のシフトです。
サイズダウンは、実は『成熟』の姿形なのかもしれません。
実は、歴史を紐解いてみるとなんとなくですが、『進化＝コンパクト』のように思えてきます。
氷河期▶︎「爬虫類」 → 「哺乳類」▶︎ 「恐竜・マンモス」 → 「小さい生き物（人間も含む）。
・「PC」▶︎「タブレット」▶︎「スマホ」
・「初期ウォークマン(カセットテープ内蔵）」▶︎「CDプレーヤー」▶︎「スマホ（データダウンロード）」
・「ビデオ」▶︎「スマホ（動画撮影機能内蔵）」
・「保存媒体フロッピーデスク」▶︎「CD」▶︎「DVD」▶︎「USB」▶︎「スマホ」
・「フィルム内蔵型一眼カメラ」▶︎「デジタル一眼カメラ」▶︎「ミラーレス一眼カメラ」▶︎「コンパクトデジカメ」▶︎「スマホ（広角・普通・至近距離内蔵型）
・「有線」▶︎「無線（Bluetooth・Wi-Fi）」
・「外付けハードディスク」▶︎「ハードディスク内蔵型」▶︎「SSD」▶︎「USB」▶︎「サーバー」▶︎「クラウド」
・「セーター」▶︎「フリース」▶︎「ヒートテック」
・「厚いダウンジャケット」▶︎「薄手のダウンジャケット」
・「大型乗用車」▶︎「ワンボックスカー」▶︎「SUV」▶︎「軽自動車」or「ハイブリッド車」▶︎「PHV車」▶︎「EV自動車」
・「2000cc以上の車」▶︎「→1500ccの車」▶︎「1000cc以下の車」
・「40坪以上の家」▶︎「30坪台の家」▶︎「20坪台後半の家」▶︎「20坪台前半の家の家」▶︎「20坪を切る家」
●歴史を紐解いていくと『進化とは』▶︎『大』から『小』へシフトして行くことを人は受け入れることを選択してきた歴史です。
しかし、単にコンパクト化しているのではなく内容はレベルアップしてきています。
小さくして、こだわりは捨てるどころか更にこだわり色を強くしてきた過去。
住まいも単に小さくして安くするのでは本末転倒。
進化と言える要素やこだわりをどのようにするのか？
それが人の進化の歴史です。
小さいから間取りを諦めるぅ〜
ありえません。
むしろ小さくして今まで以上に良くならなければ建築人としてのプライドにヒビが入ります。
少なくとも私たちがすべきことではありません。
最高の間取りを実現した小さな家「TINY HOUSE」を目指すべきです。
コロナ禍で家にいる時間が長くなった。
だからこそ快適さが求められます。
単に安くて小さな家を手に入れたところで、人は満たされた気持ちになれるでしょうか？
窮屈だと感じた瞬間から家に長く居たいと思わないかもしれません。
家族のみんなも家から脱出したいと思う家を手にしたらアウト！です。
人の歴史が物語る進化を再度見つめ直し、最高な「小さい家」を手に入れるべきではないかと考えています。
自分らしさや自分のこだわりを諦めて欲しくないと思います。
なぜなら、家に住む期間は長いからです。
売買することを前提に短期間だけ住めばいいという方は別です。
しかし、家族が成長する大事な時間を過ごす場所です。
子供たちも目標に向かって健全に成長してほしいものです。
家族のかけがえの無い時を笑顔で暮らせる場所が家でなければなりません。
そんな小さな家は、いわば目指すべき家です。
これから家を建てる方へのメッセージ！
小さな家に住む
自分を表現できる家に住む
愛おしいと思える家に住む
無理はしない
妥協もしない
自分に嘘をつかない
見栄を張らない
過去の慣習に縛られない
余計なものを持たない
未来に不安を残さない
何気ない時間を無駄にしない
なぜなら・・・
多くのストレスに潰されない暮らしを手に入れるべきだから
大切にすべきは
未来を自由に思い描き
楽しく賢く生きること
それが瞬間の喜びを実感して
かけがえの無い家族と生きるということ
瞬間の喜びをいつも実感できる居場所になれる
小さな家をつくっていきたい
・四人家族の家
・三人家族の家
・二人家族の家
・お一人様の家
全ての人が「いつも心が満たされ、その状態がいつまでも続く場所であってほしいと願うから」
＜画像をクリックすると”小さな家のモデルハウス”をご覧いただけます。＞