2019年11月26日
オリンピック施設見学で参加できなかったN邸へ
11月20日に棟上げを済ませることができたN邸に行ってきました。
N様の住まいは上田市にあります。
奥まっている場所なのでメイン道路のうるささもなく快適です。
本日は、屋根工事ということで瓦屋さんが仕事をしていました。
大工さんも中で仕事をしていました。
工事も順調で予定通り進んでいます。
外壁の強度を確保している窪田建設のこだわり材も仮止めから細かい釘ピッチに打たれていました。
昔は、筋交いといって壁となる場所には斜めの木が止められる後方でしたが、より構造強度をアップさせるために導入した壁倍率が高く外部から水分を弾き中の湿度を外に吐き出す特殊な素材を採用しています。
構造用合板を使用する工法は、採用していません。
構造用合板は、湿度を調整することはできません。
日本は四季があり湿度の高い季節と低い季節があります。
つまり、湿度調節が必要です。
外国の工法「2×4」は、乾燥地域の工法です。
木が腐るような環境ではないのかもしれません。
しかし、日本はアジアの一角を担う国です。
つまり、日本特有の四季にあった工法や素材を重視したいところです。
歴史に学ぶ。
日本の古い家などを見ていただくと「赤松」「杉」「檜」などが構造材の主流材でした。
強く湿度調整ができる素材選びがなされていたと言えます。
先人たちの教えを念頭に置き、新たなテクノロジー効果を吟味して組み合わせていく。
それこそが大切な考え方ではないでしょうか?
台風19号や津波を考えても先人たちが記した教えを軽視した部分も考え直していかなければなりません。
自然の力は無限大。
もしもをシュミレートして判断することも大切にしなければなりません。
工法、素材選び、技術力、本当に大切なことですね。