2019年10月7日
消費税10%となった住宅購入について
10月1日から消費税10%となりました。
住宅購入で駆け込んだ方。
自分のペースを大事に考えた方。
それぞれだったかと思います。
弊社の場合、過去の現象を踏まえて、駆け込みは慎重にとお伝えしてきました。
理由は
『焦るとろくなことはない』
①十分に間取りや仕様や返済計画をせず後悔するから。
②家は人が作るので職人さんを焦らせて良い仕事にならないかも?
③何事も計画を立て、それに沿って進めないと何処かで無理が起きる。
④安物買いの銭失い。
結果、目先のことで後悔することになる可能性が高い。
そういうことです。
でも、お金は大事!
本当に大事です。
例えば・・・
住宅購入額が「2000万円」消費税「8%」合計「2160万円」、消費税「10%」合計「2200万円」で、差額が「40万円」です。
おぉ〜「40万円」も?
しかし、国は優遇措置を考えて各種制度を設けています。
①住宅ローン減税
住宅を資金を借り入れてローン返済をする人に対して所得税の一部が控除される制度です。2012年12月まで延長されました。
②すまい給付金
給付基礎額が30万円から50万円に拡充されました。
http://sumai-kyufu.jp/index.html
③住宅取得等資金贈与の特例
住宅新築、増築などの資金を父母や祖父母などから贈与してもらった場合一定額は非課税になる制度です。2020年3月31日まで1年間に住宅を取得した場合に、一般住宅は700万円〜2500万円に、良質な住宅には1200万円〜3000万円に、非課税額が拡充されます。
④次世代住宅ポイント制度
2019年10月の消費税率引上げに備え、良質な住宅ストックの形成に資する住宅投資の喚起を通じて、税率引上げ前後の需要変動の平準 化を図るため、税率10%で一定の性能を有する住宅を取得する者等に対して、様々な商品等と交換できるポイントを発行する。(国交省)
「環境」、「安全・安心」、「健康長寿・高齢者対応」、「子育て支援、働き方改革」に資する住宅の新築・リフォームが対象。(国交省)
日本経済の低迷を防ぐために「住宅」「リフォーム工事」に対して特別に優遇する制度をつくり不安を解消できるよう考慮されています。
結果、消費税10%時代に突入した直後の今現在を再度検証し本当に「損したぁ〜」ということになったのか?
人にもよりますが、逆に「ラッキー!」という方も・・・
難しい制度なので理解できたか、できなかったか?
微妙ですが、他の購入よりも高額なので国も慎重に住宅購入、リフォームを捉えていたと言えます。
今回は、消費税の増税により住宅取得は障害が高くなったのか?
についてでした。