2019年9月11日
家づくりの根源的な問い
良い住宅とは?
永遠のテーマ
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時代が、様々な切り口の家づくりを生み出してきています。
住宅をつくる視点が増え一見、選択肢が増えて良かったと感じるかもしれません。
どの切り口が良い悪いはないと思います。
「家づくりはこうあるべきだ」という限られたものは無いのです。
解答は、無いのです。
あるとすれば、一つの「解」ということです。
しかし、これから家づくりを考えて・・・○○までに住みたい。
そうなると情報収集から業者選定や土地選び、何より資金計画、どんな家?
長い道のりです。
私は、住宅づくりの基本的な考えとして『HYGGE』を掲げています。
北欧の思想のような豊かさを示す単語です。
私は、この奇怪な単語を住宅づくりに当てはめ、次のように訳しました。
『いつまでも、居心地のいい時間、空間の家を』
この文面は短い。しかし、深い。
まず、どんな家づくりをしなければならないか?
その『解』であると考えます。
ですから、このキーワードに当てはめて家づくりをみなさんも考えて頂くと道筋が見えてくると思います。
さらに、このキーワードの続きがあります。
なぜ家が必要なのか?そして、どんな家でなければならないか?
この答えが明確に即座に出てくるでしょうか?
そりゃーいっぱいありますよ。
確かに。
でも、一番大事な解答は1つだと思うのです。
それは・・・『今より家族を幸せにしたい』
これもまた、分解して中身を紐解く必要なあるのですね。
家族とは、変化する。いいかえると成長する。
成長すれば家もそれに合わせて変化して欲しい。
しかし、それは叶わないです。
では、どう考えるか?
ご自身の経験を前提に「変化」=「成長」を紐解いて、更にご自身の未来を想像して欲しいですね。
ご自身の未来とは、「老い」です。
誰もがいつか残念ながら「老いる」のです。
そして、子供もいつまでも幼稚園や小学生ではなく、家から旅立つときがくる。
その全てを踏まえて家づくりをする必要なあるのです。
今だけよければ・・・子育て時代だけの家ではいいのか・・・
悩ませてしまっていたらすいません。
実は、私たち家をつくり側の人間も同じテーマに向き合っているのです。
答えは1つならいいんですが、変化への対応は難題です。
でも、そこに向き合わない家づくりはダメです。
⑴子供が小学校に上がる前
⑵子供が個室を必要とする時期
⑶子供が進学などで家を出る時期
⑷そして、ご夫婦2人の暮らし
この時期を包み込んでくれる安心安全の家が必要なのです。
更に重要なことは、共働きのご家族が多いと思います。
だからこそ、家族の時間が充実して心豊かで楽しくなければならないのです。
特に家での時間。
何も家族で旅行に出て楽しい時間をつくるというのは限度があります。
次第に子供たちも部活、友達と過ごし家にあまりにない。
そんな事が想像できてしまいます。
つまり、家にいる時間が楽しく豊かにしていく必要があるのだと思うのです。
では、家で何をしたらいいでしょうか?
たくさんありますね。
ウッドデッキがあれば庭とリビングとを結ぶ空間ができます。
外でサッカーボールでドリブルしたり、バスケットゴールがあればミニ試合も出来るでしょう。
お家キャンプ、BQQ、流しソーメン・・・・
家で家族が楽しく過ごす事は大切な時間を過ごす事です。
そして、いごこちがいいと感じる空間ではないでしょうか。
つまり、『HYGGE』な暮らしを手に入れる事が出来るのです。
家は、様々なシーンを想像して、今より家族が幸せになる場所を探すことが大切なのだと思います。
次回は、その暮らしを手に入れるために大切で具体的な「コト」を書いてみます。
すいません、私見であることをお許しください。