2017年7月1日
家に何を求める?
新築住宅、一戸建て新築住宅、新築の家・・・・
住宅を建てる時期やタイミングは誰も同じではありません。
子供が小学校に上がる時、消費税増税前、子供たちが巣立った時、様々です。
その時に家に何を求めますか?
こちらも人それぞれです。
高性能住宅、省エネ住宅、ZEH住宅、というように性能が命だという価値観の方もいます。
一方、性能よりも価格だという人もいます。
はたまた、デザインだ。
素材だ。
インテリアデザインだ。
総合的にバランスのとれた家だ。
自分らしい家だ。
好きなものがちりばめられた家だ。
本当に切り口は様々です。
全てを兼ね備えた住宅を提供している所はわたしの知る限りありません。
なぜなら、販売価格に置き換えたら誰にも買っていただくような金額にならないからです。
では、どうすればいいか?
まず、何を優先された家を求めるのか?
一番大事な部分です。
その家に住んでどんな気持ちで、どんな暮らしのシーンを思い描くでしょうか。
会社のように機能性重視の無機質な家。しかし、エアコン完備で四季を通じて温度も調整しながら快適に暮らせる家でしょうか?
それとも、子育てを考えた時に子供が触れる素材は人に優しくて温もりのある自然素材かそれを意識した素材で家族が活動的に暮らせる家でしょうか?
価値観と言ってしまえば冷たい話になります。
私は、一つだけ大切にしていただきたいことがあります。
その家に住む人が健康で毎日の暮らしが満たされるような環境がある事です。
物理的な条件だけを数値化だけで判断するのは危険だという事を頭の片隅に置いていただくべきではないかです。
数字は見えます。でも、喜びや躍動感の源良い脚は数値化できません。
しかし、すごく大事です。
それを判断するのは、体験する事でしか無理なんです。
自動車購入する時に試乗するでしょう。
カタログにたくさんの数値が載っています。
どの車より優れていたとしましょう。
しかし、乗ってみた時にフィーリングという物差しを皆さん持っていて、それで判断することが多いとおもいます。また、好きと嫌いという感覚も判断基準となります。
嫌いなインテリアだったら数字が良くても躊躇します。
乗り味が気に入らなければ、それだけで対象から外れます。
家を選ぶ時も選ぶのは人です。自分の感覚という基準があります。
様々な切り口から家を判断してください。
頭でっかちになって決めることはお勧めできません。
自分の感性を自分の好き嫌いを自分の満たされる雰囲気を大切にしてください。
とはいえ、そこばかりでもダメです。
性能もデザインも質感も考えるべきです。
なぜなら、人は今以上に幸せになりたいと思うから必要と思う住宅を建てるのです。
様々な住宅を見て、できたら長時間そこに身を置いて感じてみましょう。
空間の広がりや色や資材や・・・・とにかくタイプの違う家を見て触れて感じてみましょう。
さらには、性能面もしっかり聞いてみましょう。
それが、家選び重要な流れだと思うからです。