2025年12月1日
それでも良い家はある
こんにちは。窪田建設株式会社の代表、窪田 秀徳です。
今日は、「資材の高騰」「建築基準法の改正」「補助金制度のわかりづらさ」など、家づくりを考えている人にとって“アゲインストな風”が吹いているように感じる今だからこそ、ぜひ知っておいてほしいお話をします。
1.“価格が高いから、もう家はあきらめる?”
最近、住宅の価格がどんどん上がっていて、「え、こんな値段で家が建つの?」と驚いていらっしゃる方も多いことでしょう。
中古を探しても「希望通りの家なんて宝探しみたいだ」と感じる方も少なくありません。
確かに、今は決して“追い風”の時期ではありません。でも、だからといって「もう家をあきらめなければならない」のか? そんなふうには思ってほしくありません。
2.大切にしたいのは「住み継がれる良い家」「居心地の良い家」
私たちは、家づくりで一番大切にしているのがこの2つです。
- 住み継がれる良い家:何年経っても愛されて、次の世代にも受け継がれていく家。
- 居心地の良い家:構造や仕様を妥協せず、五感で安心・心地よさを感じられる家。
ここで誤解してほしくないのは、「価格をただ下げること」が目的ではないということ。価格を追いかけて仕様を落としてしまったら、それは良い家とは言えないと思うのです。
価格以上の価値を、「本当にこの価格でこの仕様のこだわりの家を手にできるの?」と思ってもらえる、そのような家こそ“本物”だと信じています。
3.「サイズをコンパクトにする」という選択肢
私たちは、価格高騰・補助金の制度変化といった環境変化に対して、ひとつの答えを研究してきました。それは「家のサイズをコンパクト化する」ことです。
かつては「30坪以下=狭くて暮らしづらい」という固定観念がありました。でも、お話を伺うと「ただ大きければ良いわけじゃない」「自分たちらしい暮らしができる家がいい」という想いがたくさんありました。
そこで、
- 間取りをブラッシュアップして大きな犠牲を出さずに暮らせる動線に。
- 構造に無理をかけずに耐震・断熱など性能を担保。
- 国産無垢材や自然素材もあきらめず、五感が心地よい仕様に。
という“引き算建築”に挑戦しています。
家を小さくする=妥協ということではありません。むしろ、明確なこだわりをもって設計し、仕様を吟味してこそ「魅力的な家は存在する」のです。
4.補助金・制度・法改正の中で“自分たちらしさ”をどう守るか
最近、制度(例えば建築基準法改正(4号特例縮小))や補助金制度のルールが変わり、「なんだか理不尽だな」「もう追い付けないな」と感じていらっしゃる方も多いはずです。
でも、制度に振り回されて終わるのではなく、その中でも「私たちが本当に大切にしたいこと」を明確にしておくことが必要です。
私たちは、「居心地」「家族の未来」「住み継がれること」を背骨として、制度が変わってもぶれない家づくりをしていきます。
だからこそ、例えばモデルハウス・宿泊体験・仕様公開などで“証”を示し、「言葉だけではダメです。しっかりとした証をお示しできる開発が重要です」という信念をもって取り組んでいます。
5.あなたの「家はもう無理かも」に寄り添います
もし今、
- 「資材が上がってるから…」
- 「今って建てても大丈夫なの?」
- 「中古も見たけど希望通りじゃない」
そんなふうに感じておられたなら、まずは安心してください。あなただけではありません。
そして、あなたの想いをあきらめないでほしい。私たちは「良い家をあきらめないでほしい」と真剣に考えています。
規格住宅を開発してきたのも、「価格的にも優位で、暮らしやすく、これからの住まいのレベルを確保できる家をご案内する」ためです。
“大きな家を求めなくても良い”——それでも“魅力的な家”は必ず存在します。
制度や価格の波を理由にあきらめてしまうには、あなたの想いは重すぎます。
まずは私たちと一緒に、「どんな暮らしがしたいか」「どんな家で安心を感じたいか」を整理してみませんか?小さくても居心地が抜群で、五感で「家だなぁ」と感じる家づくりを、私たちは全力でサポートします。
6.最後に:あなたの未来に向けて
家を建てる目的は「家を建てること」ではなく、「家族の未来の幸せ」です。
だからこそ、価格や制度に左右されるだけの家ではなく、「住み継がれる、ずっと好きでいられる家」が背骨です。
今は風が強くても、その風を味方に変える知恵と選択があります。
私たちはその知恵を、あなたと一緒に探し、形にしていきたい。
どうか、ご自身の想いを大切にしてください。家づくりの背中を押す準備は、私たちにあります。
あなたの「家をあきらめないで良かった」と言える日を、心から楽しみにしています。