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2025年10月14日

「雨降って地固まる」

縁起の良い地鎮祭日和

10月11日(土)、H様邸の地鎮祭を執り行いました。

朝は台風の影響で少し雨が降っていましたが、時間とともに小雨となり、式が始まるその瞬間には不思議と雨が止みました。

まさに「雨降って地固まる」という言葉どおり、この上なく縁起の良い日となりました。空気は澄み、地面の湿り気が新しい暮らしの始まりを静かに祝福しているようでした。

お施主様のH様ご家族は、大自然を目の前に望むこの素晴らしい土地に新たな住まいを構えられます。

四季折々の風景を感じながら人生を送られることを思うと、私たちも胸が温かくなります。

式の間もご家族の皆さまの表情は終始穏やかで、笑顔に包まれた時間となりました。

その姿からは、これからの暮らしへの希望と喜びが溢れていました。

また、宮司様には丁寧なご準備と、心のこもった祝詞を賜り、改めてこの節目の儀式の尊さを感じることができました。

静かに響く祝詞の声とともに、私たちスタッフ一同もH様ご家族の新しい門出を心からお祝いする気持ちでいっぱいになりました。

これからH様邸には、縁側家族シリーズの『小屋日和』がいよいよ誕生します。

自然と調和し、家族がいつまでも心地よく過ごせる住まいづくりを目指し、スタッフ一同、心を込めて工事を進めてまいります。

H様、このたびは誠におめでとうございます。

新しい暮らしの第一歩を共に迎えられたことに、心より感謝申し上げます。

(A.SATOU)


🏠 地鎮祭の意味と目的

地鎮祭は、古くから日本で行われてきた「土地を鎮める儀式」です。
建物を建てる前には、その土地にもともと宿る神様——「鎮守の神(ちんじゅのかみ)」「産土神(うぶすながみ)」に対して、これから人が家を建て、暮らすことを報告し、「どうぞお守りください」「安全に工事が進みますように」とお願いをします。

地鎮祭
👉 土地の神様にご挨拶をする儀式であり、
👉 これからの工事の無事と家族の幸せを祈願する行事です。


🌿 主な流れ(一般的な地鎮祭の式次第)

  1. 修祓(しゅばつ):参列者や土地をお祓いして清める
  2. 降神(こうしん):神様を祭壇にお迎えする
  3. 献饌(けんせん):お供え物(米・塩・酒・魚・野菜など)を捧げる
  4. 祝詞奏上(のりとそうじょう):神主が祝詞を読み上げ、土地の神に祈願する
  5. 刈初(かりそめ)・鍬入れ・杭打ち:施主・施工者などが草を刈り、鍬や鋤を入れて「工事の始まり」を象徴的に行う
  6. 玉串奉奠(たまぐしほうてん):榊の枝を神前に捧げ、二礼二拍手一礼で祈りを捧げる
  7. 撤饌(てっせん)・昇神(しょうしん):神様をお送りし、儀式を締めくくる

まとめ

地鎮祭は、単なる「儀式」ではなく、
これからの家づくりに対する感謝と祈りの気持ちを形にする時間です。

施主様にとっても「いよいよ始まる」という実感が湧く大切な節目ですし、
施工する私たちにとっても、「この家を大切に造らせていただく」という初心を新たにする瞬間です。

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