HEAD BLOG代表 窪田のブログ

2025年10月8日

ナチュラル&スカンジナビアン

今日は「家を建てるときに選ばれるインテリアテイスト」についてお話ししたいと思います。住宅は建物そのものだけでなく、暮らしを彩るインテリアがあってこそ完成します。実際、家づくりを始められる多くのお客様が最初に悩まれるのは「どんな雰囲気にするか」という点です。そこで今回は、人気のあるインテリアスタイルをランキング形式で10位まで整理し、どんな世代や価値観に合うのか、そしてこれから家づくりを進める方へのアドバイスをお伝えします。


人気インテリアスタイルランキングTOP10

1位 ナチュラル・北欧スタイル
2位 シンプル・モダン
3位 ジャパンディ(和モダン×北欧)
4位 インダストリアル
5位 カフェ風・ブルックリンスタイル
6位 ホテルライク(ラグジュアリー)
7位 フレンチシャビー/プロヴァンス風
8位 ミッドセンチュリーモダン
9位 サーファーズ・西海岸スタイル
10位 ヴィンテージ・レトロモダン


なぜこの順位になるのか?

1位の「ナチュラル・北欧スタイル」は、無垢材や白を基調とした明るく優しい雰囲気が魅力。20代後半〜40代前半の子育て世代に圧倒的な支持があります。InstagramやPinterestなどで多く紹介されていることもあり、暮らしを自然体に楽しみたい方に選ばれやすいのです。

2位「シンプル・モダン」は、余計な装飾を省き、直線的でスッキリした空間。30代〜50代に人気で、掃除や片付けが楽になる合理性も評価されています。

3位の「ジャパンディ」は、ここ数年で急上昇してきたスタイル。和の落ち着きと北欧の明るさを融合したデザインは、日本の住宅にとても馴染みやすく、幅広い世代に好まれます。特にミニマルな暮らしを好む方に響いています。

4位「インダストリアル」は、コンクリートや鉄を取り入れた無骨な空間。20代〜30代の男性層、またはデザイン志向の高い方に人気。DIY好きとも相性が良いスタイルです。

5位「カフェ風・ブルックリンスタイル」は、木とアイアンを組み合わせた落ち着いた空間。30代のご夫婦に多く、家でカフェのようにくつろぎたい、という暮らし方に直結しています。

6位の「ホテルライク」は、50代以上のご夫婦や高級志向の方に支持されます。非日常を日常に持ち込みたいという価値観から、照明や素材選びにこだわる方が増えています。

7位「フレンチシャビー/プロヴァンス風」は、女性人気が高く、雑貨やアンティークと合わせて楽しむ方が多いのが特徴。

8位「ミッドセンチュリーモダン」は、名作家具と合わせて空間を作りたい40代〜60代のデザイン好きに人気。家具からインテリアを考える方に好まれます。

9位「サーファーズ・西海岸スタイル」は、趣味やライフスタイルと結びつくスタイル。サーフィンやアウトドアが好きな30代男性層に選ばれやすい。

10位「ヴィンテージ・レトロモダン」は、昭和レトロや古道具を取り入れたい30代後半〜40代女性を中心に広がっています。懐かしさと個性を楽しみたい方にぴったりです。


家づくりを進めたい方へのアドバイス

インテリアスタイルの人気は、雑誌やSNSで取り上げられる影響も大きく、時代とともに移り変わります。しかし大切なのは「その家に長く暮らす自分や家族が、本当に心地よいと感じる空間」であることです。流行を追いかけるだけでなく、自分の暮らし方や趣味との相性を考えることが、後悔しない家づくりのポイントです。

例えば、掃除が苦手な方がインダストリアルの無骨なデザインを選ぶと、ホコリが目立ちやすく後悔することもあります。逆に、シンプルを選んだのに雑貨や本を集めるのが好きだと、すぐに物が溢れて窮屈になってしまいます。

私からのおすすめは「まず3つの候補に絞り込み、実際にそのテイストのモデルハウスや家具店を訪れること」です。実際の空間で過ごすと、写真だけでは分からない空気感や落ち着き方が体感できます。また、ご夫婦で意見が違う場合は「共通の好きな要素」を探すと、お互い納得できるインテリアに近づけます。

家は一度建てたら簡単に変えられませんが、インテリアは家具や雑貨で調整できます。ですから「建物はベーシックに」「インテリアは冒険して楽しむ」ぐらいのバランスが、長い暮らしを考えるうえで安心です。

皆さんが、インテリアの選択を通して、自分らしい暮らしを形にできることを願っています。

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