HEAD BLOG代表 窪田のブログ

2025年9月16日

フェンダーとギブソンから学ぶ「本物の家づくり」

エレキギターの二大巨頭といえば、フェンダーとギブソンです。1950年代に登場した代表モデル――フェンダーの「テレキャスター」「ストラトキャスター」、ギブソンの「レスポール」「ESシリーズ」。その誕生からすでに70年以上が経ちますが、今もなお世界中のギタリストに愛され続けています。

なぜ彼らのギターは「時代を超えて愛される名作」となったのでしょうか。私はこの背景を知ると、窪田建設が目指している「住み継がれる家づくり」と驚くほど重なることに気づきます。今日は少し視点を変えて、音楽と住宅づくりを重ねてお話ししてみます。


1. 完成度の高いデザインと性能

フェンダーやギブソンが登場した1950年代、すでに彼らは“理想の形”を作り上げてしまったと言われます。フェンダーのストラトキャスターは3つのシングルコイルピックアップやトレモロシステムといった革新的な仕組みを備え、鋭く抜けの良い音でブルースからロック、ポップスまで幅広く対応できました。一方、ギブソンのレスポールはハムバッカーによる太く甘い音色と豊かなサステインで、ジャズからハードロックまで支えています。

家づくりにおいても、基本設計の完成度こそが命です。奇抜なデザインや一時的な流行ではなく、家族の暮らしを長期にわたって支えられる間取りや性能。それこそが“普遍の理想形”であり、窪田建設が追い求めているものです。


2. 名プレイヤーが使い続けたように、住み手が文化をつくる

ストラトを愛したエリック・クラプトン、レスポールを弾き鳴らしたジミー・ペイジ(Led Zeppelin)。名プレイヤーが名器を愛し続けたことで、その価値は世代を超えて継承されました。人々は「憧れの音を出したい」と願い、同じギターを手に入れたのです。

同じことが家にも言えます。私たちが建てた家に暮らすご家族が、日々の生活を通して文化を育てていきます。家はただの器ではなく、家族の歴史や思い出を刻む舞台となるのです。世代を超えて住み継がれる住まいは、まさに「本物」である証です。


3. 普遍的なアイコン性

ストラトやレスポールのシルエットを思い浮かべれば、多くの人が「ギターといえばこの形」と答えるでしょう。それほどまでに普遍的で、文化的なアイコンとなっています。

住宅にも同じことが言えます。窪田建設の平屋や小さな家は、シンプルで機能的。飽きのこないデザインだからこそ、10年、20年先も色あせることなく愛され続けます。家のシルエットそのものが、住まいの象徴となることを目指しています。


4. 時代に寄り添える柔軟さ

フェンダーがカスタマイズ性の高さで時代に合わせた進化を遂げ、ギブソンが材やピックアップで独自の深化を重ねてきたように、家づくりもまた柔軟さが大切です。断熱や耐震、省エネ性能といった技術革新を取り入れつつ、基本の暮らしやすさは変えない。このバランスこそ、長く支持される家の条件です。


5. 家そのものがカルチャーをつくる

フェンダーとギブソンは、単なる楽器メーカーにとどまりませんでした。ロックやブルース、ジャズ、メタルなど音楽ジャンルの発展を支え、ステージでのアイコン性を確立し、カルチャーそのものを形づくりました。

私たちが目指すのも同じです。住まいは単なる「建物」ではなく、暮らし方や地域の文化そのものを形づくる存在です。家族が笑顔で過ごす日常、地域とつながる縁側のある暮らし、それらすべてが「住文化」を築いていくのです。


✨まとめ

フェンダーとギブソンのギターが愛され続ける理由は、
「完成度の高い設計」×「名プレイヤーの物語」×「普遍的なアイコン性」

これはそのまま、窪田建設の家づくりの哲学と重なります。70年経っても色あせないギターのように、私たちも100年経っても家族に寄り添い続ける住まいを提供したい。

それが、窪田建設の“本物の家づくり”であり、私たちが次の世代へつなぐべき使命だと信じています。

Top