2025年9月10日
YOROKOBi 開発理由
私たちはこれまで「平屋暮らし」や「小さな家」にこだわり、自社で商品開発を進めてきました。
それは、従来の家づくりの常識を問い直す挑戦でもありました。
「家を建てるなら2階建てが当たり前」
「20坪以下の家なんて窮屈で無理」
そんな固定観念は、バブル崩壊以降も日本人の頭の中に強く残り続けてきました。
しかし、時代は変わり、欧米でも「平屋」や「小さな家」を選ぶ動きが広がっています。
なぜ人々は、かつての常識に疑問を抱き始めたのでしょうか。
その背景には、「コスパ」「タイパ(時間効率)」「ウェルパ(心の満足度)」「サイパ(社会・地球への貢献)」といった新しい価値観があります。
世間体や見栄ではなく、「自分にとって本当に大切なものは何か」という問い直しが始まっているのです。
特にバブルを知らない世代にとっては、長期間の住宅ローンに縛られる生き方そのものが理解できません。
「無駄や無理をせず、人生を自由に楽しみたい」
そんな思いから「小さな家」に光が当たり始めました。
とはいえ、10〜20坪台の家づくりは決して容易ではありません。
限られた面積の中で、暮らしやすさと魅力をどう両立させるか。
私たちは発想を何度も転換し、新しい暮らし方の可能性を追求してきました。
従来の家づくりは、「子ども部屋2つ・寝室1つ・LDK・水回り」というパターン化された間取りが主流でした。
しかし、子どもが巣立った後は部屋が空き家になり、やがては使われなくなる。
高齢になると2階の寝室には上がれなくなり、結局1階に生活を移す。
こうした“未来を見据えない家”が、空き家やビルド&スクラップを生んでいるのです。
それは住宅会社の責任でもあると、私たちは考えます。
だからこそ私たちは、日本の未来に負担を残さない家づくりに挑戦しました。
『YOROKOBi』というブランド名には、「満たされた心が永く続くことこそ喜びである」という願いを込めています。
人生を豊かにするためには「時間」「お金」「自由」が欠かせません。
住まいがそれを実現し、さらに将来は「資産となる家」であれば、人生はもっと納得できるものになるはずです。
今や、家族の平均人数は減り続け、一人・二人・三人暮らしが中心となっています。
4人家族を前提にした家づくりの時代は、すでに過去のものとなりつつあります。
だからこそ、私たちは「平屋」と「小さな家」に可能性を見出しました。
無理をしない。
無駄を生まない。
未来に不安を残さない。
そんな“賢い暮らし方”を叶える家を、自社で地道に開発してきたのです。
これからも、過去の固定観念にとらわれず、未来の暮らしを描きながら、
「平屋」そして「小さな家」の魅力を皆さまにお届けしてまいります。
どうか、家づくりの目的や未来を考えて家づくりを共に考えていきませんか?