HEAD BLOG代表 窪田のブログ
2025年7月24日
南海トラフ地震と長野県
南海トラフ地震は、日本列島に大きな影響を与えることが予想されている巨大地震のひとつです。ここでは、南海トラフ地震が長野県に与える影響を中心に、わかりやすく整理してご説明いたします。
【 南海トラフ地震とは?】
南海トラフ地震は、静岡県沖から四国沖を通って九州沖まで続く南海トラフ沿いで発生する超巨大地震で、マグニチュード8〜9クラスが想定されています。
発生周期:
約90〜150年周期で繰り返し発生しており、前回は1946年(昭和南海地震)です。
→ 現在「いつ起きてもおかしくない」状態とされています。
◎長野県への影響(直接 vs 間接)
▶︎直接的な震源域ではない
長野県は内陸部であり、南海トラフの震源域からは遠いため、
→ 「津波の心配はほぼない」
→ 「震度は比較的抑えられる可能性がある」
しかしながら、内陸部特有の問題や間接的な影響が大きく存在します。
● 長野県の南海トラフ地震による想定被害(国・県の資料に基づく)
【揺れ】
- 南部(飯田市や下伊那地域):震度5弱〜5強
- 中部(松本市・伊那市など):震度4〜5弱
- 北部(長野市・中野市など):震度3〜4
※ただし、局地的に活断層が連動すれば、長野県内でも震度6弱程度になる可能性あり

【二次災害】
- 土砂災害(特に山間部・急傾斜地)
- 建物倒壊リスク(旧耐震基準の住宅)
- 交通・通信インフラ遮断
- ライフライン(電気・水道・ガス)停止
- 物流の寸断 → 食料・医薬品・燃料の供給が困難に
■ 長野県の地域別・相対的な危険度(南海トラフにおける)
地域 | 想定震度 | 津波リスク | 土砂災害リスク | 相対的危険度 | 特記事項 |
---|---|---|---|---|---|
飯田市・阿南町(南部) | 5強 | なし | 高い | 高め | 静岡県に近く揺れが強め |
松本市・塩尻市(中部) | 5弱 | なし | 中程度 | 中程度 | 活断層付近は要注意 |
長野市・須坂市(北部) | 4 | なし | 中程度 | やや低め | 浅間山噴火の間接影響も |
上田市・東御市(東信) | 4〜5弱 | なし | 中程度 | 中程度 | 東日本大震災時にも揺れ感じた地域 |
木曽郡・南木曽町(西部) | 4〜5弱 | なし | 非常に高い | 高め | 地盤が脆弱、土石流の懸念 |

▲ なぜ長野県も備えるべきか?
- 南海トラフの影響で中央構造線断層帯が連動する可能性あり
- 南海トラフ発生時に、長野県が「被災地支援の拠点」となる可能性大
- 災害支援の中継地として交通・物流が集中
- 避難者の受け入れが求められる
- 沿岸部からの広域避難者が長野県へ流入
●長野県民ができる備え(実践編)
- 建物の耐震診断と改修(特に昭和56年以前の住宅)
- 飲料水・食料3日〜1週間分の備蓄
- 家族の避難ルートと安否確認方法の共有
- 車中避難・二次避難場所の検討(冬季対策含む)
- 土砂災害エリアのハザードマップ確認
★まとめ:長野県における南海トラフ地震の影響とは?
観点 | 内容 |
---|---|
直接の被害 | 津波なし、震度は5弱〜5強(場所による) |
間接の被害 | 土砂災害・建物倒壊・物流混乱・避難者受け入れ・インフラ停止 |
地域ごとの差 | 南部や西部はやや影響大。東部や北部は相対的に低リスクながら油断禁物 |
備えるべき理由 | 活断層の連動、支援拠点の可能性、被災者流入に備えた防災体制の構築が急務 |