HEAD BLOG代表 窪田のブログ

2025年7月2日

日本の住宅文化の「罪」

空き家にならない家づくりこそ、これからの日本に必要な答えです。

日本の「空き家問題」について、そしてそれに対する私たちの取り組みについてお話しさせていただきます。

【問題提起】

今、日本全国で「空き家」が深刻な社会問題となっています。
総務省の統計では、空き家の数は全国で800万戸を超え、2030年には1000万戸を超えるとも言われています。地方に限らず都市部でも「親の家を相続したが使い道がない」「売れない」「貸せない」「解体費用も出せない」という声が増えており、多くの人が“住まいの負債”に悩まされています。

なぜこのような事態になってしまったのか。
その原因の一つは、「家は住んで30年〜50年で壊すもの」という日本独特の価値観にあると私たちは考えています。これは、住宅が「流通しない」ことを前提とした文化です。

つまり、今までの住宅は「その家に住んだ人がいなくなったら終わり」であり、「次の人が住むことを想定していない」日本の近年の住宅文化であり住宅循環だったのです。

【共感】

しかし、本来“家”とは、もっと長く、もっと多くの人の人生を支える存在であっていいはずです。
欧米では100年以上前に建てられた家が、リノベーションされながら今も大切に住み継がれています。中古住宅市場が成熟し、「買いたい」「借りたい」人が次々と現れます。

これは「家が流通する文化」が根づいているからこそ、実現していることです。

日本の住宅も、これからは「壊される家」から「住み継がれる家」へと変化していく必要があります。
そしてその流れを生み出せるのは、これから家を建てる私たちのような住宅会社の姿勢であり、住宅を建てようとされる方々と真剣に寄り添う未来を考えるスタンスが求められるのだと思います。

【解決策】

私たち窪田建設は、「空き家にならない家」をつくることが、これからの社会と地球に対する最良の解答であると確信しています。

では、『空き家』にならない家とは、どんな家でしょうか?

それはズバリ、
「住む」「貸す」「活かす」「売る」ことができる家です。

  • 住む:シンプルで機能的。ライフスタイルの変化に柔軟に対応できる間取り。
  • 貸す:サブスク・宿泊施設・賃貸に使いやすいサイズとデザイン質感。立地と収益性を考慮した設計。
  • 活かす:店舗・オフィス・シェアハウス・アトリエなど多目的に活用可能。
  • 売る:中古でも「欲しい」と思われる普遍的なデザインと品質。

つまり、「一代限り」で終わらない、“価値を循環させる家”をつくるということです。

この考え方をもとに、私たちは

  • 『縁側家族』ブランド
  • 『YOROKOBi』ブランド

という2つの住宅ブランドを立ち上げました。

いずれも共通しているのは、「未来の誰にも選ばれる家」であるということです。

縁側家族:家族が自然に集い、時には地域の人も縁側に集まる。人と人がつながる設計。
YOROKOBi:ミニマムで高性能、小さくても豊かな暮らし。Z世代・ミレニアル世代の価値観に合う、持続可能なライフスタイルを提供。

どちらも「住みたい」「借りたい」「活かしたい」「買いたい」と思われる“人気者の家”です。

【提案】

もし今、「これから家を建てたい」「家族のために残したい」「老後のための収入も考えたい」と考えているのであれば、ぜひ一度、私たちの作ったモデルハウスを体感していただきたいと思います。

単にデザインが良いだけでなく、実際に5年後、10年後、20年後に「活きる家」とはどんな家か、目で見て触れて感じていただけると思います。

「売れない家」は、流行を追い過ぎたり、安価になることだけを考えて未来に不人気な家を作る考え方に大きな問題があります。
逆に「売れる家」「貸せる家」には、ちゃんとした理由があります。

私たちが提案するのは、“未来に選ばれ続ける家”であり、「住み継ぐ家」です。
建てた後もずっと「家族にも、社会にも、地球にも」優しい家です。「住みたい」「借りたい」「泊まりたい」「買いたい」家です。

【絞込み】

こうした家づくりを本気で進めている住宅会社は、おそらくまだまだ少数派です。
「空き家にならない家をつくる」という覚悟を持ち、地に足をつけて取り組んでいる会社であることを誇りと考えています。それが日本の住宅文化を今から再構築できる悲しいかな唯一の道になってしまっているように感じます。

でも、私たち窪田建設はその先頭に立つ存在でありたいと思っています。
「未来に残すべき住まいとは何か?」を真剣に考え、行動してい期待と思います。

【行動】

「これからの家づくり、どうすればいいのだろう?」
「空き家にならない家とは、具体的にどんなものなのか?」

そう思われた方は、ぜひ一度ご相談ください。
モデルハウスの見学、資金計画のご相談、土地選びから、事業としての宿泊活用まで——私たちは“空き家ゼロ”の未来のために、すべてのステップを一緒に伴走いたします。

「空き家にならない家をつくる」ことが、未来を生きる子どもたちのために、そしてこの美しい地球のために、私たちが今できる一番大切な選択なのです。

・『縁側家族ブランド「平屋日和」モデルハウス』

——まだ間に合います。
気づいた今が、その第一歩です。

住宅を作ろうと思った瞬間に、30年後50年後の未来を抑えて大きな決断をなされることをお勧めいたします。

Top