HEAD BLOG代表 窪田のブログ

2025年3月3日

建て替えという選択肢がある!

住宅購入の新たな選択肢:実家を活かした賢い住まい方

近年、住宅を新築するハードルが急激に上がっています。資材の高騰、光熱費の上昇、そして土地の価格上昇によって、多くの人が「夢のマイホーム」を遠い存在に感じているのではないでしょうか。土地と住宅の合計で4,000万円を超えるのが一般的になり、住宅ローンも40年という長期返済が標準になりつつあります。

しかし、視点を変えれば、新築のハードルを大幅に下げる方法があります。それが 「実家の建て替え」 という選択肢です。


実家を活かすことで得られるメリット

実家を建て替えることで、以下のような金銭的・生活的なメリットがあります。

  1. 土地購入が不要
    → 土地代がかからず、大幅なコスト削減が可能。
  2. 将来の空き家問題を未然に防ぐ
    → 親の家が老朽化し、将来的に管理コストや固定資産税の負担が増えるリスクを回避。
  3. 親の介護・見守りの安心感
    → 同居しなくても、近くに住むことで自然とサポートがしやすくなる。
  4. 住みやすい家を設計できる
    → 老後も安心なバリアフリー設計の平屋やコンパクトな間取りが可能。
  5. 将来的な資産価値を維持できる
    → 古くなった家よりも、新築の住宅の方が売却しやすく、賃貸運用もしやすい。

実家の建て替えプラン

実家の建て替えには、大きく2つの選択肢があります。

① 土地を分筆し、2つの家を建てる

現在の実家の敷地を2つに分け、親と子世帯それぞれの家を建てるプランです。親が他界した後は、

  • その家を 賃貸として貸し出す
  • 子どもが住む
  • もしくは 売却する

といった選択肢が生まれます。この方法なら、家を資産として活用することができ、負動産(負担になる不動産)になるリスクを大幅に減らせます。

資産を活かすことも視野に入れることも忘れずにです。

② 二世帯住宅を建てる(完全分離型)

親世帯と子世帯が同じ建物内に住むものの、玄関・キッチン・水回りを完全分離 することで、それぞれのプライバシーを確保できます。

「同居はちょっと気が引ける…」という人でも、完全分離型ならストレスなく暮らせます。さらに、親が他界した後は賃貸として貸すことも可能 で、将来的な活用の幅も広がります。


金銭的な優位性

実家の建て替えを選ぶ最大のメリットは、 土地代が不要 という点です。(例を挙げてみます)

項目一般的な新築実家の建て替え
土地代1,000万円〜2,000万円0円
建築費3,000万円〜4,000万円1,500万円〜2,500万円(コンパクト設計)
解体費なし100万円〜300万円
総額4,000万円〜6,000万円1,600万円〜2,800万円

例えば、実家の敷地を活かし、平屋やコンパクトな住宅を建てれば、新たに土地を購入するよりも2,000万円以上のコストを削減 することが可能です。

また、固定資産税や維持管理費の面でも、新築の方が経済的に優れています。築年数の経った家は税金や修繕費がかさみますが、新築なら当面の間、大きな修繕費は不要になります。


まとめ:実家の建て替えは、未来への賢い選択

住宅を新築する際、土地の購入は最大のコスト要因の一つです。そこで、 「実家を活かす」という発想の転換 をすることで、

■土地代ゼロで家を持てる
■ 将来の空き家問題を防げる
■ 老後の安心と資産価値の維持ができる
■ コンパクトな家でコストを抑えられる

といった多くのメリットを享受できます。

もし、「マイホームが夢のまた夢…」と感じているなら、一度 「実家の建て替え」という選択肢を考えてみてください。 それが、あなたと家族にとって最も賢い決断になるかもしれません。

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