2023年12月28日
外材の今後は…ヤバいかも?
世界で勃発している戦争の影響で、木材の輸入が困難になり、価格高騰や納期の遅れが予想されます。
具体的には、ロシアとウクライナは、世界有数の木材生産国です。
ロシアは、世界第3位の木材生産国であり、ウクライナは、世界第10位の木材生産国です。
両国からの木材輸入が困難になることで、世界的な木材不足が懸念されます。
木材不足により、木材の価格は高騰することが予想されます。
また、納期の遅れも生じる可能性があります。
木材は、建築、家具、紙など、さまざまな製品に使用される重要な資源です。
木材不足が深刻になれば、これらの製品の価格も高騰し、消費者の負担が増える可能性があります。
今後の木材の需給動向は、戦争の長期化や、各国による経済制裁の継続などによって、大きく左右されると考えられます。
戦争が長期化すれば、木材の輸入がさらに困難になり、木材不足はさらに深刻化する可能性があります。
また、各国による経済制裁が継続すれば、木材の価格はさらに高騰する可能性があります。
一方、戦争が早期に終結し、経済制裁が解除されれば、木材の輸入が再開され、木材不足は緩和される可能性があります。
また、木材の価格も下落する可能性があります。
今後の木材の需給動向については、慎重に注視していく必要があると考えられます。
日本においては、木材の輸入依存度が高いため、戦争の影響が大きく出る可能性があります。
日本政府は、木材の国内産業の振興や、代替資材の活用など、木材不足への対策を検討しています。
木材不足が深刻になれば、日本経済にも大きな影響を与える可能性があります。
2024年以降、住宅建築希望者に対して国産材を使用することへの推進が進んでいます。そのメリットとデメリットは以下のとおりです。
メリット
- 環境への配慮
国産材は、輸入材に比べて、森林の伐採や輸送によるCO2排出量が少ないため、環境への配慮につながります。
- 災害への強さ
国産材は、輸入材に比べて、地震や台風などの災害に強いといわれています。
これは、国産材は、日本の気候風土に適した品種が選ばれ、適切な加工が行われているためです。
- 健康への配慮
木材は、調湿効果やマイナスイオン放出などの効果があり、健康に良いといわれています。
国産材は、輸入材に比べて、木の香りや質感が豊かであるため、より心地よい空間を演出することができます。
デメリット
- 価格の高さ
国産材は、輸入材に比べて、価格が高い傾向があります。
これは、国産材は、輸入材に比べて、生産量が少なく、需要が多いためです。
- 品質のバラつき
国産材は、生産者や地域によって、品質にバラつきがあります。
そのため、建築会社や工務店が、国産材を使用する場合は、品質を十分に確認することが重要です。
- 施工技術の確保
国産材は、輸入材に比べて、施工が難しいといわれています。そのため、建築会社や工務店が、国産材を使用する場合は、施工技術の確保が重要です。
国産材を使用することへの推進は、日本の森林資源の保全や、環境への配慮につながる、重要な取り組みです。
しかし、価格の高さや品質のバラつき、施工技術の確保などの課題もあります。
これらの課題を解決するためには、国産材の利用を促進する制度や仕組みの整備が重要です。