2023年9月8日
気候変動と熱中症対策&エネルギー(後編)
『シェアハウス』とは?
そんな投げかけをさせていただきました。
その解答を書いてみます。
いつものように、独断と偏見で誤解を恐れず・・・
私は、「オフグリットハウス的」な存在ではないかと考えている。
太陽光発電により自分の家で使う電気を作る。
その電気を貯める。(蓄電池)
貯める方法も「蓄電池」で貯めるのか「EV車」で貯めるのか?
①ソーラーパネル→パワコン→V2H⇄EV車
②ソーラーパネル→パワコン→分電盤→家電機器
はたまた両方備える「二刀流」か?
こちらの開発もかなり進化してるようだ。
言葉で言うのは簡単。
でも、電気は水と同じように流れていル。
溜めることはかなり難しいと言われてきた。
しかも、直流を交流に変換しないと家電には使えない。
EV自動車は直流の電気なので交流から変換して直流にしなければならない。
EV車を蓄電池がわりにするとなると、今度は直流を交流に変換しなければならない。
少し、面倒な話になる。
「パワーコンダクター」と呼ばれるものが変換器。
同じ電気でも厄介な話で簡単ではない。
停電になった時、少し前の装備だと機能しないらしい。
今でこそ「トライブリッド」と言われる方式が主流になりつつあるので高額になるが「オフグリットハウス」をイメージすれば、これが主流になっていくとでしょう。
EV車は、エネルギー問題や環境負荷軽減として伝えられる機会が多い。
しかし、実は裏の顔として家の「蓄電池」の役割が一番なのかもしれない。
でも、効率よく蓄電池に蓄えられた電気を大切に長い時間使え料にするためには、家の性能を相当上げることが求められる。
だから、国も高性能住宅を強引に減税や補助金を優位に運ばせる手段として、家の性能を上げましょうという基準を一気に掲げるようになった。
過去の進め方から言うと10年分か、それ以上のスピードでルール化したのだ。
その真意は、どこにあるのか?
『移住促進』も同様かと思う。
東海トラフは前から言われていたが、きっと太平洋側は危険な状態にあると考えなければならないと思う。
専門家も時々、いつ大きな関東大震災級の地震が来てもおかしくない。
むしろ、起きると思わないとならない。
だから、地方に移住か別荘かセカンドハウスを構えて欲しいと考えているように聞こえる。
首都圏エリアから移住する人に助成するなど今までなら考えられない方針を打ち出した。
今年の暑さを考えると、年々夏の暑さは異常事態でありかなり上昇傾向にある。
涼しいエリアに移動していかないと「命」も日本の中枢機能も損なわれる可能性を秘めているように感じる。
誰も、そこまで報道では言っていないかもしれないが、言うに言われぬ大きなリスクが裏側にあるように思う。
信州の冬は寒いと思われて抵抗を示す人もいるかもしれないが、高性能住宅ならエアコン一台で四季を通じ快適に過ごせる。
太陽光発電も上田市のように雨が少なく天気の日が多ければ、抜群の効果を示し電気代もかなり稼げるだろう。
実は、家の高性能化が全てのアンサーだと行政は密かに考えているように感じてならない。
でも、「高性能住宅」は、購入費が高い。
建築資材高騰により頭を悩ませている人が多い中で、さらに購入費が上がる高性能住宅。
しかし、今の現象を受け止め『命』を守る家にするのなら避けられない。
なぜなら『死なない家』に住むべきだから。
そうはいってもお金を支払うのは誰?
『家なんか高くなりすぎで、持てないよぉ〜?』
そう単純に考えるべきではないのではないか?
そう単純に考えてはならない。
選択肢は、あるからです。
まず、家をコンパクト化することが建築費を抑える一番シンプルで分かりやすい方法ですね。
自動車もダウンサイジングを世界中進めて、今や優れたエンジンの小さな自動車文化を各国々で達成しています。
4000cc以上の車は、特別なもの以外きっとほぼ消えたのかもしれません。
パワー不足を感じるレベルではなく、全く普通に走っていても快適な車に仕上がっていて、燃費もいい。
部屋数に多さを基準にする人も少なくなっているようにも思う。
考えてみればマンションのサイズは、一般住宅と比較したら相当コンパクトだ。
それでも大金を支払って競争してでも購入する人もいるわけだ。
先入観や価値観が考え方を固定化させているだけで、考え方を変えると物事の見え方も変わってくる。
実際に家を小さくすればいいことの方が多い。
お掃除楽。
車と同じで燃費がいい。
エアコン一台で家全体を賄える。
子供部屋も6畳なければと思い込んでいたり、収納は多いに越した事はなく各部屋にたくさん欲しい。
本当にそうだろうか?
収納には扉が必要?
二階建てが普通?
30坪以上の家じゃないと狭い?
全てが先入観や過去の亡霊が頭の中を支配してしまっていて新たな発想や考え方や知恵が表面化されない。
もっと本質に迫らないと快適で安心安全な家がなんなのかが見えてこないかもしれない。
「小さい家」の方が、将来もしかしたら「売りやすい!」「買いやすい!」「貸しやすい!」「借りやすい!」で得する?助かる?かもしれない。
つまり、いつまでも「流通できる家」であれば悪くないはずだ。
つまり、「お金を産む家」であることも家の価値や条件に入れるべきだ。
事実、他国ではその考え方は常識。
家は住む継ぐもの。
しかし、流通する事を前提に考えると魅力的な家でなければ流通しにくくなる。
ここに住みたいと思えなければならない。
アメリカは、家をいつもきれいにして外回りも魅力的にいつもしている。
その理由は、資産価値を上げる努力を惜しまないからだ。
先進国では、資産価値のある家という条件はある種当たり前の考え方なのだ。
脱線してしまったが、コンパクトな住みやすい間取りの高性能住宅を作り、太陽光発電機能を持たせ、オフグリットの発想で『シェルターハウス』を作る。
さらに、高性能住宅にして『全ての優遇制度を好条件で享受する』。
消費エネルギーを最小限にとどめる暮らしを手に入れる。
格安の住宅ローンを使う。
断捨離する。
絶対忘れてはならないのは、一般的な住宅と高性能住宅のコスト計算をしっかりと行なっておかなければならない。
イニシャルコストは当然高性能住宅で各種搭載すべきものの合計金額の差額。
しかし、ランニングコストとして返済期間が35年ローンなら、各種優遇制度の恩恵に幾ら預かれるのか?
つまり、トータル金額としてどのくらいどうなるのか?
そして、最後に売却可能で幾らくらいを想定できるのか?
それが、実は答えかもしれないが、お金で測れないのが『命』であり『健康』だったりもする。
今回は、かなり踏み込んだ話になった。
怖い話をしてしまった。
家づくりは、幸せになれる切符のようなものだ!と言えば愉快だが、気候変動が何を意味しているのか?
世界のいうに言われぬ話として、情報の奥に潜む真実から『命』の行末を探り、それに相応しい『シェルターハウス』も考えておく必要があるだろう。
そして、それはどんなもので、手に入れた時のコストの考え方なども知っておくべき気がする。
一度、この話は避けずに正面からぶつかってみて欲しいと願う・・・
そして、未来の暮らし方は相当に変わると考えるべきかもしれない。
考えすぎならいいが、危険が歩み寄っている社会に思えてならない。
老婆心ながら・・・
次回も引き続き、この話を進めたい。
では、どうすればいいのか?・・・・・