HEAD BLOG代表 窪田のブログ

2023年5月25日

戸建て住宅の末路は「負債?」なのか?

前回も前々回も、戸建て住宅の未来は厳しいというお話や投資を考えての住まいならマンションには勝てない

 

そんな暗く重いお話をしてしまいました

 

もちろん、全身全霊を持って建てた家が「売れる」「貸せる」という流通資産という視点だけで考えた場合の話にフォーカスしてお伝えしているお話です

 

今まで、住宅は「流通させる」などという考え方や「売る」「買う」「「貸す」「借りる」などということは一切考えずに「自由設計で戸建て注文住宅」を住みたい場所に建てるという一点で考えてきた方がほとんどです

 

家は、投資するために考えるという発想はないのが住宅を建築する方々の常識です

 

私は、マンションに住むぞ!

 

と言って住まいを考える人は、ごく少数ですね

 

住んできた家を「売る」「貸す」など考える人は居なかったのです

 

でも、マンションが身近になり「負債にならない家」として「稼げる家」として「0円」にならない

 

そうしてマンションの存在を意識する人が増えてきているのも時代の変化でしょう

 

それが、地方にもマンションが増えてきてきた一つの理由ではないでしょうか

 

子供たちは、自分が生まれ育った地域や住まいには戻らない

 

そこには住まない

 

核家族化時代が今の価値観です

 

その末路を考えての行動ではなく、自分や家族の幸せを追求しての行動です

 

その家が未来どうなるのか?

 

どこまで想定して住宅を建てるという考えはありません

 

いずれ「負の資産」として「迷惑資産」として悩ましい存在となるであろう?住み育ってきた家の末路

 

時代が示し、問いかけられている家の存在価値の変化

 

これからの未来も自分たちは同じ末路を歩み、いずれ育つであろう子供に「負の資産」としての自邸を残してしまうのか?

 

もしそうなったのなら、実に悩ましい話です

 

家の価値は、その時代の経済状況や生活スタイルや様々な変化の影響を受けて価値観が生まれ育ち、それに左右されます

 

それが、歴史というものです

 

30年50年100年単位で歴史を見つめると様々な変化がよくわかります

 

それが、進化するという事でもあるのでしょう

 

この世に存在する眼に見える物は、必ず見た目も古くなり、時代を反映した間取りです

 

例えば「江戸時代」「明治」「大正」「昭和初期」「昭和中期」「昭和末期」「平成」「令和」と目まぐるしく短い時間の中で日本は大きく変化してきたのです

 

「戦後」、「バブル期」、「バブル崩壊後」、「阪神淡路大震災後」・・・・・「今」、「未来」・・・・・「スティーブ・ジョブズの登場」、「GAFAM時代」、「イーロン・マスクの登場」、「全館空調住宅の登場」、「IoT住宅の登場」・・・・・

 

常に住まいについて歴史を紐解くと大きく変化をしてきたことが解ります

 

地方もマンションの登場により、住まいについて大きな変化を目の前に悩ましいと考えるきっかけになっているでしょう

 

そして今「空き家問題」が、かなり深刻な社会的課題となっています

 

法律もタイミングを見ながら一気に国民に不利な方向に変えようとしていると聞きます

 

例えば、古くなった住まいは住む人もいないので解体したら・・・

 

固定資産税の扱いが異なり、さら地にした方が税金は増えてしまう

 

だから、壊さずそのまま放置している場合が多かった

 

ですが、治安、景観などよろしくないという見解で、税金の扱いが近々逆転するのではないか?

 

そんな情報も耳に入ってきています

 

更に更に「空き家」の存在は、「負の遺産要素」が増大していく事になりそうです

 

だとすると、益々「空き家問題」は深刻になります

 

過去や法律は我々には変えられません

 

でも、自らの意思で未来は変えられる部分もあります

 

待っていても変わらないことも多くあります

 

だから、自ら変えなければならない事もあります

 

住まいの末路は「お金に換える』という意思があるなら

 

もし、そう考えるなら、そのための家を考え進めなければ愚かじゃないでしょうか?(言い過ぎですいません)

 

ちょっと悲しいです

 

変革の能動者となる気概が必要なのでしょうか?

 

だからこそ、私たちは未来への準備しなければなりません

 

その前に、しっかり未来の自分や自分の家族のことを考える必要があります

 

行政にばかり頼らずに自分で考えることに蓋をしない意思を持つことが大事かもしれません

 

そして、『負のスパイラル』に巻き込まれず、賢者の道を進め歩めるのかを考えてみる必要があります

 

せめて、みんなで進めることができたら一番理想です

 

まず自分だけでも考え進める

 

『備えあれば憂いなし』

 

「空き家問題」を教訓に、住宅や土地を提供する立場の者が、考えなかったり、触れずにいるのではなく、責任を感じて「解決策」を考え示し、進めていく使命感を持ちたい

 

過去や目の前の見えているものに流されてはいけません

 

過去から学び、反省を持って知恵を絞り、新たな幸せに繋がる道を考え、示し、進めることができたら・・・

 

しかし、こんなことを言うと、「誰もそんな未来を語る人などいないじゃないか〜」と反感を買うかもしれません

 

でも、地球上に人が住み、生きて行くのは地球上のどこの国でも基本同じです

 

勿論、お国柄の価値観や概念や歴史観など異なりますので、同じ答えにならないかもしれません

 

でも、地球環境を世界の国々が考えCO2削減を本気で考え挑戦していかなければならない重要な時を迎えています

 

自動車もエンジン車からEV車へ

 

大きく舵を切ってきています

 

ハウブリット車ではなく、EV車です

 

住まいもエネルギー問題、環境問題を前提に、国も舵を切ると言い法律が変わります

 

今で言う超高性能住宅でなければ建ててはいけないと言う法律になるのです

 

でも、「空き家問題」を解決する道筋は示されていません

 

国に頼ってばかりでは、解決の道は生まれません

 

多分、賢い人たちが国のルールを考え実行しているので「良い案」を持っていても経済的混乱を生むなどの理由から中立的立場をとらざるを得ないか、自由経済に立ち入った立場を示すのは適切ではないと考えているのかわかりませんが、おそらく大胆な意思は示さないだろうと思います

 

でも、ほったらかしで解決策を何か導き出さないと、大変なことが繰り返されることになります

 

「空き家」は、増え続けるかもしれません

 

戸建て中古住宅の流通、「売る」「買う」「貸す」「借りる」の新たな道筋を示し実行すべきです

 

 

 

 

 

次回は、『戸建て住宅』が流通できるための前提条件を独断と偏見で大胆に誤解を恐れず書いてみたいと思います

 

きっと、誰もその話に踏み込んでいないと思います

 

私のメンターは、以前(2006年)『住宅は金融商品である』というタイトルで出版しました

 

地味で重い内容なので売れなかったとは思いますが、実は重要なヒントが書かれています

 

金融業に精通した人しか難しくて理解できないような内容です

 

私も今だに理解していません

 

だからでしょうか

 

私の視点とはある種、異なります

 

メンターを批判するのではなく、基本的に「流通させるべき」という考え方は教えの軸となっていますので、「空き家問題」を考えるヒントになるだろうと思い、今頃紐解いています

 

そして、改めてこの時代にメンターは、もう未来を憂いて、この本を出筆したのかぁ〜

 

本当に改めて師匠を尊敬しました

 

私の切り口は、家そのものの存在をどう考え、どうつくるべきか?

 

その結果、メンターがいう「流通できる家」=「空き家にならない家」になるのか

 

何十年後に「お金になる資産と言える家になるのか?」「お金を産むどころか負の遺産となるのか?」

 

そんなお話です

 

私もある時に頭の中に降りてきた考え方です

 

本当に、「えー、こんな家ならお金に繋がる家になるのではないか?」

 

こんな家なら、社会に必要とされ、流通するはず

 

それは、どんな住まいなのか?

 

「マンション」から学び、ヒントを得る必要があると思いました

 

「流通する住まい」 = 「マンション」

 

戸建て住宅が流通できる日本の住文化、仕組み、新たな住まいの価値観を「0」から考え直す宿題を私たちは与えられました

 

越えられない試練はない。

 

この難問題を解明し、正解と言える道筋を考えだし、進めるために知恵を絞り行動する時です

 

過去の住まいのロジックを否定する部分もありるかもしれません

 

そう

 

考え直してみたら「新たな未来への方程式」が生まれます

 

世界経済の中で日本は賢い豊かと言える住文化を新たに作り変え、育くんでいる

 

そう世界で見本となる歩みを示せるのか?

 

日本の経済的な成長率は未来に向けてどのくらいになるの?

 

しっかりと冷静に未来を考え、新たな賢者と言える住宅の未来を、賢者としての考えを進めていけるのか?

 

いよいよ、その答えに迫っていきたいと思います

 

「怖い」

 

「不安」

 

でも、「確信」かも・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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