2023年1月13日
「平屋」人気ですが、デメリットも検証しましょう!
昨年に引き続き「平屋人気」だと言われています。
全国津々浦々です。
確かに弊社も「縁側家族ブランド」も”平屋から考える家づくり”を提唱していますので嬉しい限りです。
私たちはさまざまな視点で「平屋」のメリットを分析し情報を発信しています。
しかし、メリットばかりを誇張するような話が多いのですが、デメリットもないわけではありません。
そこで、一般的に言われる「デメリット」の一部をピックアップして、その「解決策」を記載してみたいと思います。
<デメリットの解決方法>
①外観がダサイ!(涙)
ともすると変化がない形だったり、外壁材がチープな感じの素材感だったりすると残念だと感じたりすることがあります。
『解決策!』
・建物の凹凸をデザインに織り込む。
・シンプルで下品にならないよう素材感や色調を単調にし過ぎず、2色を使い分けたりする。
②音が響く!(涙)
ワンフロアーに全ての部屋がありためにLDKの音を個室でも聞こえてしまいうるさいと感じるかもしれません。
『解決策!』
・LDKを挟んで、個室の配置を分散させる間取りにする。(子供部屋と寝室はLDKを真ん中に配置して分ける)
・LDK側に個室の収納部分を設置する。
③楽すぎて運動不足になる!(涙)
平屋=ワンフロアーで生活できる構成。この場合、階段が無いために歩く数も減り、足の筋肉に負荷をかけない暮らしになることで、楽ではあるが運動不足になる可能性があります。
『解決策!』
・運動不足にならないよう部屋のどこで簡単なストレッチを行うのかなどを最初から間取りに盛り込む。
④床上浸水時の避難は厳しい!(涙)
誰もが遭遇するわけでもないし、確率的には非常に低いとは思いますが、もし災害となった場合の避難のことを念頭に置かないと逃げ場を失います。
『解決策!』
・ハザードマップなどを事前に確認し、災害に遭遇するリスクの低い土地を選ぶ。
・「平屋」+「一部二階」という平屋をベースとして、一部必要最小の二階スペースやを配置する。(子供部屋だけ二階に配置するなど。)
⑤日当たりが良くない!(涙)
南面に全ての部屋を配置する間取りというものは、現実的には難しいと言えます。南面から北面までの距離がありすぎますと、南から入る光は奥まで届きません。場合によっては北面に配置された空間は暗くなります。
『解決策!』
・LDKを東西にレイアウトする。
・部屋の壁紙など明るい白を基調としたものを選ぶ。
・LDKを南北に配置しても必要最小の距離に収める間取りとする。
⑥割高になる!(涙)
平屋と二階建てを比較すると材料、施工費が比較的高い「屋根」「基礎」が総二階の場合なら、面積が倍となるためにコスト高になります。
『解決策!』
・二階建てと違い階段スペースやホールスペース、廊下などが必要ない(ある場合もある)ので、二階建ての総面積よりも全体の面積を小さくすることでコストを抑えられる。(例:二階建ての場合は「階段2坪」「一階+二階の階段をりゆするためのホール2坪だった場合平屋日和よりも単純に4坪多いことになります。二階建てのサイズが30坪だった時に概ね同じ条件なら26坪の平屋と使える面積は同じと言えます。サイズダウンと言いますが、実はサイズダウンは平屋にすると自然にそうなるのです。)
⑦広い土地が必要かも!(涙)
一般的に二階建てより平屋の方が、同じ面積の家なら土地を大きく必要とするため土地購入費も嵩み、分譲地に平屋を建てるのは不向きである。
『解決策!』
・分譲地の土地面積が65坪、建蔽率60%の場合、39坪の平屋までなら建てられます。つまり、大きさをそれ以下にすれば問題なし。(65坪×0.6=39坪)
いかがでしょうか?
平屋に対する思い込みや多くのデメリットには、何かしらの「解決策」があるということです。
そのことに注意すれば、そもそも充分にメリットが多い「平屋」を建てられます。
先入観や一般論に押し切られることなく、『平屋から考える家づくり』という考え方で様々な課題と思われる部分に正面から向かって考えることが最初大事です、
今より家族みんなが幸せになるために家を購入するわけです。
であれば、今からちょっと先、その先、老後なども考えながら「平屋から考える家づくり」というスタートラインに立ち、家づくりを考えてみるのはいかがでしょうか?
今、『平屋』に付けたい人気要素なのが「テラス&デッキ」のある平屋です。
家にいながらリゾート感覚も味わえますし、くつろぎも「リビング」+「テラス&デッキ」により広々とした開放感も味わえます。
平屋は、生活がしやすく老後まで考えたら理想の住まいといえますね。
単に平屋人気だから「平屋」に使用ではなく、しっかりとデメリットを完結する意思を持って検討されることをお勧めします。
何事もいいことばかりだったら迷いませんよね。
知恵を使ってデメリットと言われる要素を潰していきましょう。