2022年9月19日
プロダクトハウスへの拘り
オーナー様から次の新築も窪田建設(株)で。
オーナー様の家が気に入られご紹介。
そんな最も嬉しい最近の出来事をお伝えしました。
家づくりに対する思い。
取り組む姿勢。
長い間のお付き合いと家守り。
信念ある取り組み。
たくさんの「大切」についてのご評価は本当に嬉しいものです。
感謝しかありません。
さて、今回は「プロダクトハウス」についての取り組みを少しお伝えします。
長野県でも中小企業の住宅会社が自社で「商品企画」「商品制作」にトライしている所は本当に少ないと思います。
多くは、フランチャイズ加盟店か、ボランタリーチェーン加盟店か、ノウハウ購入者ばかりの業界です。
昔は、「◯◯ハウス◯◯店」などという表示がなされていましたが、最近はそんな表示の義務化がないところも増えています。
一見、自社開発商品なのか?
見間違ってしまいます。
フランチャイズ加盟店ならエリア制がほとんどです。
エリアを月額で購入しているというスタンスです。
業界ではFCが増え、何個あるの?
そして、毎年増加しています。
窪田建設も「どこのFCに加盟していますか?」
「ノルウェーハウスの本部はどこですか?」
「縁側家族は、国内で何店舗ありますか?」
それはそうです。
全国で、ほとんどFCなどに加盟して営業展開していますので、無理からぬ反応です。
しかし、私たちは自社開発にこだわっています。
ノルウェーハウスは、自社開発ブランドです。
縁側家族もです。
そして、最近デビューした「YOROKOBi」も自社開発です。
きっと、全国でもかなり稀な会社です。
上田市に本社を構え、エリア制は関係ないので施工可能だと考える場所であれば対応させて頂いています。
今現在も遠方だと「松本市」「須坂市」も移動時間1時間ほどなので施工させて頂いています。
上田は比較的交通の便がよく、高速道路のインターチェンジも「上田菅平」があります。
松本市などは、有料道路だったものが全て「無料」になりました。
何より、自社開発の商品を気に入って頂き窪田建設(株)に依頼したいと決断して頂いたことがとにかく嬉しいです。
しかし、施工できる範囲は今後のメンテナンスなども考慮すると限界はあります。
そこは、お断りさせていただくことも残念ではありますがあります。
なぜ、自社開発にこだわっているのか。
一番気になるのは「流行を追いすぎる業界だから」という部分です。
5年後「こんな流行あったね〜」という残念な話しは残酷すぎると思うからです。
あまりにも流行を追い求めてしまう家は、時代に押し流されるということでもあります。
つまり、チープ化します。
各FC等が、開発する商品は「流行」を追うがために、FC加盟店乱立の社会では、そこが競争となり同じようなデザインの同じようなテイストの同じような色合いと素材感の家が乱立します。
「今はブルックリンスタイルです」「インダストリアルデザインです」「新しいテイストではなく、新しい時から使い古されたテイストをデザインすます」などという言葉が満円します。
しかし、どうでしょうか?
日本でブルックリン?インダストリアル?
流行です。
数年前の話です。
今どうでしょうか?
住宅雑誌を見てもほとんどその単語が消えてきています。
なぜかコロナ禍社会となり、ド派手な家を好む方が減り、癒しを求める心情の方が増えています。
イケイケの時代から堅実な賢者の時代へとシフトしています。
流行を否定はしません。
しかし、過度なものはどうなんでしょうか?
「北欧スタイル」は、時代に左右されずに今も静かに人気があります。
「和モダン」も同様です。
北欧も和も素材感とシンプルデザインが特徴です。
そして、意味なくギトギト感はありません。
未来をしっかりと考えています。
普遍デザイン。
北欧の巨匠がデザインしたプロダクトファニチャーは、今も絶大なる人気があり値上がりしています。
永遠、普遍をテーマとしたものはいつの時代も超越して評価され憧れられます。
流されない。
本当に大切だと考えています。
流行のデザインや素材感や色調は、あえて気をつけるべきだと考えます。
やはり、家の本質的な部分と時の流れや未来を考えて家づくりは考えるべきです。
窪田建設(株)がこだわる「プロダクトハウス」。
実は、そこに意味があると考えているからです。
地方の中小企業です。
しかし、だからこそ誰かに振り回されない。
平屋の専門店、小さな家の専門店、ノルウェーハウス専門店などを実現できるのだと思っています。
家に住む人は成長します。
ショップに住むわけではありません。
後悔もしたくないはずです。
意味なくリフォーム工事を望みません。
今、少し先、もっと先、熟年時代。
住宅づくりは、長い時間を過ごしていく場所です。
だからこそ、ショップのような家づくりでは如何なものか?と思ってしまいます。
「プロダクトハウス」に込められた意味。
実は、そんな根本的な部分にあります。
FC展開している「商品」は、受けるために開発されているように思う点もあります。
私たちは、自らの考え方で未来永劫住んでいただける普遍の住宅を目指します。
心の成長に良い影響を与える「無垢の木」を使いたいと思っています。
国産材も大切に考えています。
そして、価格を抑える努力もします。
性能も大切に考えています。
地球のことを解ったかのように語ることはできませんが、住む人が長く幸せに生きられる考えで自ら商品開発します。
国産材の産直にもこだわります。
床は、無垢の木にこだわります。
そうして納得の商品化に全力を注ぎます。
なぜなら、「プロダクト化」することは、良い家のコストダウンにもつながり品質の標準化により出来不出来を抑え込めるからです。
そして、「北欧パイン」「国産杉」などを標準仕様化することで、良い素材を安定的に入手できるルートも確保できるからです。
そして、大工さんも安心できる技術を安定的に提供してもらえるかるからです。
都度都度、頭を捻り「ここどうしよう?」などと監督と悩むこともないようにしたいのです。
自社で商品開発をするこだわりは、さまざまなメリットがあります。
しかし、なぜ自社開発商品をやりたがらずにFC等に加盟するのでしょうか?
かなり、めんどくさいからです。
時間がかかります。
商品に関わる性能データや外部機関での実証も時間とお金がかかるからです。
経験がないというのができない1番の理由でもあるでしょう。
挑戦する「本気」がないとFCなどに加盟した方が手っり速く「商品」が手に入るからです。
カタログも作る手間隙も要らず購入すればいいのですから楽です。
私たちは、自分で考えます。
そして、お金もありませんし自助努力でカタログも作ります。
その代わり、FC加盟店費は必要ありません。
無料です。
当然、FC本部からの指示もありません。
ルールは自分達で決めます。
そして、普遍的なデザインを持続できるのです。
何より「HYYGE」の思想に基づき、「いつまでも」「居心地のいい」「時間」「空間」を大切にした家づくりをブレずに進められます。
もし、時代の変化を受け止めていくとすれば、価格やこだわりを「プロダクトハウス」に落とし込んでいくということでしょう。
・「平 屋」=「縁側家族」
・「小さな家」=「YOROKBi」
・「ノルウェーハウス」=「NORWAY HOUSE」
これが具体的な「プロダクトハウス」です。
もし、少しでも「プロダクトハウス」にご興味あれば、少し掘り下げて見ていただけたら幸いです。
では、今回はここまで。