2022年8月2日
「命」と「水」=「治水編」
さてさて「水」と「命」との密接な関係が少しお分かりになりましたでしょうか。
偉そうですか?
少し知ったかぶりしました。
今日は、「治水」のお話です。
読んで字の如く「水を治める」というと洪水などで河川が氾濫したり、土石流で家が押し流されたりすると「命」を守らなければなりません。
水を治めなければならないのです。
「災害対策」をイメージしてみてください。
そのために、行政も様々な対策を考え計画したり体制を整えます。
山の中に「ダム」を作ったりするのも対策の一つです。
長野県も以前「脱ダム宣言」という某知事の政策が国内でも脚光を浴びました。
私は、「脱ダム」は行き過ぎだと思いますが、根本的な自然の捉え方は正しいと思っています。
つまり、雨は山に降った後、山で一旦水が急激に下に流れ出ないよう山の保水力を求めます。
その場合、山に木がある程度ないと保水力効果は期待できません。
山の手入れは大事な事です。
間伐して気を元気にしておかないと木の根同士で争い機が弱くなっていると水を吸い込む力は期待できないのです。
そう考えたら山の手入れをしっかりしなければなりませんね。
川に水が流れ出るタイムラグを生むことは重要な事です。
一気に水が川に流れ込めば川が決壊します。
「命」の危険を意味します。
実は、「田」も重要な「治水」の役割をしています。
水を蓄える効果を「田」は、持っています。
だから、川の近くに「田」を設けている理由もこれです。
川に流れ込む前にタイムラグを作ったり、一旦水を蓄えたりする力を考えた先人の知恵は素晴らしいです。
このように、「命」を守るために「治水」という考え方や対策は重要な事です。
家を建てるときも「河川法」という決まりがあります。
川の近くに建てる場合は、許可が別に必要になります。
今回は、「治水」は「命」を守るための重要な知識であり対策であり準備であります。
「利水」
「治水」
この考え方は、両輪です。
「命」
大切にしなければなりませんね。
今回は、「家」について少し離れた話のようですが根っこで「命」を守るという考え方は繋がりがあると思いました。
では、また・・・・・