2020年4月21日
お休みの過ごし方(2)
お天気が良いだけで滅入っていた気持ちが解放される。
しかも、桜満開の季節。
例年なら、どこかお花見に出かけているところかもしれない。
今は、そんな悠長なことを言えるときではない。
連日、新型コロナウイルスの情報が世界中蔓延している。
日本全国緊急事態宣言発令により不要不急が連呼されている心情だ。
TVも再放送ドラマが連日放映。
生活のリズムが狂っている。
集う各種会も全部中止か延期。
会社で仕事仲間に会うくらいになりつつある。
異常事態である。
心のリフレッシュを考えても人がたくさんいそうな場所は敬遠しなければならない。
食事も外食に抵抗がある。
テイクアウトによって予約注文。
弊社も予約制にて住宅見学をお願いしている始末。
しかし、住宅を建てる時期は多くの方々がお子さんの小学校入学などのタイミング。
途中での転校は誰も望まない。
子供さんがかわいそう。
しっかり環境を整えて上げて家族が楽しく元気に生きていけるようにと考える。
意識して計画しタイミングを考えて行動する。
しかし、波長が狂ってしまう事態。
新型コロナウイルスだ。
本来なら住宅展示場周りや住宅完成見学会参加で建てたい家のイメージを固める。
そして、完成時期を考えて着工時期を決める。
そのためには、いつまでに何をするのか?
予定をインプットする。
だから、今が一番大事な時期になるのだ。
おそらく小学校入学を前提に家づくりを考えると、同じタイミングの方が溢れる。
でも、そのタイミングを外すと下手をすると間に合わない。
準備は早い方がいいに決まっている。
少し余裕を持って動くことが一番いい。
バタバタしてはろくなことはない。
実は、いまそんなタイミングなのに・・・
まぁーじっと耐え忍び家で情報収集を行うことが重要と考えよう。
そして、すぐに動けるよう準備をしよう。
気が滅入らないよう心をクリーニングするときも大切と考えよう。
私は、前日も書いたが「女神湖」周辺を散策してきた。
多分、穴場ではないか。
人は少ない。
標高1500m以上の場所なので山に雪もある。
スキー場の雪も。
気温は、それほど低くないので過ごしやすい。
散策日和そのものだ。
女神湖は、女神山にちなんで作った農業用のため池。
周辺には、ホテルもあり結婚式場もある。
車では、なかなかそこまで行けないが、歩きなら少し足を伸ばせば近くまで行けた。
「女神湖クリスタル チャーチ」
見学できたことに感謝だ。
また、いつも通り過ぎてしまう女神湖通りも歩きなら時がゆっくり感じられた。
前回も書いたがパン屋「どれみ」もクローズかと最初思ったが看板がOPENとなっていたので恐る恐るドアを開けると人はいなかったがパンが並んでいた。
給食の時のコッペパンを思い出すような色のシンプルなパン。
値段もそう高くはない。
しかし、この素朴なパンになぜか心が惹かれた。
店主とたわいもない話をする。
ドアの取っ手にストラトキャスター(フェンダーのエレキギターの名前)のネックが付いていた。
「ギターやるんですか?」ノラジョーンズの曲が店内に流れていた。
「手を怪我してから、もうやってないんです」
「昔は、ロックやってたんです」
「でも、最近はこんな雰囲気の曲がいいなって感じているんですよ」
そんな会話を楽しみながら5種類のパンを購入。
すると、外から中を覗くご夫婦がドアを開けて入ってきた。
たわいもない空間。
でも、なぜか時がゆっくりと感じ自然な笑顔の中での会話が心地よい。
しばらく歩いて行くと右側におしゃれな車などが停まっていた。
こんな自然の中でお天気が良いと渋い車も絵になる。
そして、また女神湖に戻り逆回りの歩いてみた。
ここには、グランドも整備されている。
良い雰囲気の体育館もある。
きっと学生たちが合宿に来るのだろうと思った。
空気はいい。
ゴミゴミしてない。
車の数もそれほどない。
ランニングする風景すら脳裏をよぎる。
この空気感は、移住したくなるだろう。
二地域居住なら最高じゃないかな。
お天気の良い日などランチは自然な中のお店で。
仕事が終わったら馴染みのお店で食事をしながらお酒もいい。
そんなライフスタイルすら想像できてしまう。
田舎暮らしは悪くない。
ましてや、長野県の綺麗な自然環境の中に身を置くことで人生観がわかるかもしれない。
特別な時間を過ごせたより喜び。
色んな休みの過ごし方がある。
生きてる実感の持てる暮らしも、ここにはあるのかもしれない。
休みの過ごし方。
新しい発見に感謝。