2018年10月15日
家の「性能」とは?
家でづくりで『冬暖かい家がいい』と言われます。
実は、この「暖かい家」の基準がどこにあるのか?
以外とわからないと悩み嘆く方がいると思います。
確かに、わかりにくい世界です。
「うちの家は◯◯だから暖かいのです」
「断熱材が◯◯だから」
「断熱工法が◯◯だから」
しかし、それがどのくらいどうなのかがわからない?
無理もありません。
そこで、一番わかりやすい表をご覧ください。
実は、国の基準が変わり現在『外平均熱貫流率』という訳のわからない言葉の基準を設けました。
※ 上記の「平屋日和モデルハウス」の断熱仕様は標準です。
「小屋日和の実邸」も標準仕様です。
「A-CAFEの実邸」も標準仕様です。
全て「ZEH住宅」の基準以上です。
「UA値」といわれる基準値です。
某住宅メーカーは「ZEH住宅」とPRしていますね。
「ゼッチ」と読みます。
いわゆる「0エネルギー住宅」を意味します。
電気を創る
電気を使う
この「+」「-」が「0」になる住宅だとザクッと覚えてみてください。
では、その住宅を創る条件を国は示しています。
この条件をクリアすると補助金ももらえます。
平成30年は「70万円」補助金もらえます。
条件として・・・・「具体的な例を挙げてみたいと思います」
⑴太陽光発電を設置
⑵外皮平均熱貫流立の基準を満たす
⑶LED電球をすべて使う
⑷省エネ高性能なエアコンを設置
⑸省エネ高性能なエコキュートを設置する
⑹第1種換気システムにする
⑺窓を高性能なものにする
しかし、これでもわからないかもしれません。
でも、今回の一番のポイントは、暖かい家を作ることだと私は思っています。
これが基本です。
でも、一般住宅と比較した時に仕様が高いのでお金は覚悟しないといけません。
どんな断熱をどのように使うかも大事ですが、基準を超えなければ無意味な話です。
『外皮平均熱貫流立基準をクリアー』
家の性能が高いかどうかを判断する材料がこの数値なのです。
数値って頭が痛くなる〜と思われるかもしれません。
しかも、聞いたことのない「UA値」というものですから。
・一般住宅
・長期優良住宅(省エネ基準4等級)基準
・ZEH基準
・G1基準
・G2基準
この段階で下に行くほど性能が高い暖かい家でエネルギーをあまり使わなくても快適に過ごせる家ということになります。
実は、窪田建設ではあまり「数値」という基準を強く力説しません。
もちろん重要なお話です。
しかし、「良い家」という基準の一つではありますが、全てではないと考えているからなのです。
とはいえ、寒い家を作っている訳ではありません。
基準値を上回る性能の高い家を作っています。
「ZEH住宅」を目指すのなら一生懸命その基準を超えるように仕様をたかめているのです。
これは、間取りや窓の大きさや外部の面積などにより家の性能は変わります。
固定できないと言えます。
毎回一棟一棟、計算しないと家の性能を示す数値は出てきません。
つまり、直ぐにはわからないのです。
「窪田建設さんの家の性能を教えてください」という質問もありますが、答えは間取りと外観とが決まらないと計算できないのでわからないというほかないのです。
それでは、皆目見当がつかないという不信感につながると困ります。
言い訳ですか?
そんな世界の話も辛いですね。
では、ということで実際に計算したお宅の例をご覧いただき窪田建設が性能が高いという一端を知ってください。
前もってお伝えしておきたいことが一つあります。
性能の傾向は次の通りです。
⑴平屋の家
⑵小屋裏部屋のある平屋に近い家
⑶普通の二階建ての家
この順番で数値が良いです。
数値としては、平屋の家が有利だということです。
家の温かさの基本は家の性能を示す数値で判断する時代になってきました。
すごく数値を高くする方法はあります。
ただし、費用を覚悟しないといけません。
しかし、肩に力を入れずとも「ZZEH基準」を超える住宅はつくりたいですね。
コストを抑えて実現することが大事です。
長期優良住宅基準(省エネ住宅)は、当然断熱性能としても超えておきたいものです。
このメリトットは、ソーラーパネルを大きくしてお金を沢山つぎ込むより基本的な家の性能を上げておけば、それ以外のイニシャルコストを抑えられることにつながります。
将来ソーラーパネルを交換する時期が来ても大きなソーラーパネルでなければ、また巨額な投資をしてソーラーパネルを設置しなくていいのです。
将来のために家の性能を「ZEH基準」以上にしたいものです。