HEAD BLOG代表 窪田のブログ

2025年6月1日

『はっぴ』に込めた想い

こんにちは。窪田建設の窪田です。

今日は、私たちが家づくりの中で大切にしている「はっぴ」について、お話しさせてください。

私たち窪田建設では、上棟日やお引き渡しのとき、お施主様に「はっぴ」を着ていただいています。
この日は、お客様の家づくりにおける大きな節目です。私たちとお客様が、同じ想いでこの日を祝い、喜びを分かち合いたい――そんな気持ちから、この「はっぴ」を着て頂いています。

本来「はっぴ」は、職人や施工者が建前(上棟)で纏うものです。社内でも「自分たちが着るべきではないか」という声もありました。ですが、私たちはあえて、お施主様に着ていただくことを選びました。

なぜなら、この家づくりは、私たちだけでつくるものではありません。
お施主様と心を一つにし、ともに喜び、ともに悩みながら完成を目指していく――まさに“ワンチーム”で進めるものだと、私たちは考えているからです。
だからこそ、私たちは、手染めで最高のものを手作りで作って頂きました。

「はっぴ」を着ていただくことは、お施主様が“窪田建設の仲間”、そして“同志”になっていただく象徴でもあります。
ご自身の家づくりという「人生の祭り」の日に、特別な衣装を身にまとう――そんな一生に一度の思い出として、心に残していただけたらと願っています。

さて、この「はっぴ」、実は江戸時代にそのルーツがあります。
当時は「印半纏(しるしばんてん)」と呼ばれ、武士の家紋や商家の印を染め抜き、所属や誇りを示すものでした。やがて祭りなどの行事で人々が身にまとうようになり、同じデザインの「はっぴ」を着ることで、連帯感や一体感を高める役割を担うようになりました。

今では祭りだけでなく、イベントスタッフの制服や外国人観光客のお土産にも使われ、日本文化の象徴として世界に広まりつつあります。

私たちが大切にしているのは、ただ形として「はっぴ」をお渡しすることではありません。
そこに込めた「心」を、家づくりという一大イベントの中で感じていただくことです。

ご家族の未来が始まる『住まい』。
その大切な節目を、「ともに祝う」という文化で彩り、
“窪田建設の「はっぴ」”が、かけがえのない思い出として皆さまの心に残り続けてくれることを願っています。

これからも、心を一つに。
皆さまの人生の節目を、全力で支えてまいります。


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