HEAD BLOG代表 窪田のブログ

2022年10月5日

「断熱等級」って? ▶︎ 重要かつ改正

二日続けて「住宅ローン減税」に関するお話をさせていただきました。

 

味方につけて、住宅建築、購入をお考えになれれば幸いです。

 

さて、今回は『断熱等級』についてのお話をします。

 

おそらく、多くの方々が「冬寒くない家」をお考えかと思います。

 

それを、どのように知ることができるのか?

 

実は、あまり詳しくないと思います。

 

それもそのはず、各基準が国交相でも他の団体でも出されていて、同一戦場に並べて基準を知ることができないからです。

 

そして、日本は南北に長く山もあれば海周辺もある。

 

地域やその温暖の違いがあるからです。

 

基準は占められていても、沖縄と北海道では基本的な基準と言いますか、地域の基準が異なります。

 

その基準を占める「断熱等級」というものがあります。

 

しかし、そこに地域基準を上乗せしないと性能の優劣が判断できません。

 

しかも、基準を示すための計算基準もあります。

 

そのお話だけで、意味がわからなくなってしまうでしょう。

 

今回は、簡潔にわかりやすくお伝えできたらと思います。

 

いつもの独断と偏見で書きますので、誤解があるかもしれませんがご容赦ください。

 

難しいことは省略して、これだけ知っていただけたらと思います。

 

①「断熱等級」と②「UA値(外皮総熱損失量)」という基準があります。

 

2022年4月に新たに施行され基準ですが、少し説明を加えます。

 

今まで「等級4」は、最高等級という基準でした。しかし、2022年4月に「等級5」が設置され、こちらが最高等級という言い方に変わっています。

 

しかし、数値的な基準は何?となります。

 

その数値をお伝えする前に、地域区分となる数値基準が設定されています。

 

地域区分は、「1」〜「8」に分かれています。

 

いわゆる、寒い地域が小さい数値で設定されています。

 

暖かい地域は数値が大きく設定されていると考えてください。

 

長野県の中でも数値が異なります。

 


 

【2地域(新設)】 塩尻市(旧楢川村に限る。)、川上村、南牧村、南相木村、北相木村、軽井沢町、木祖村、木曽町(旧開田村に限る。)
【3地域】 上田市(旧真田町、旧武石村に限る。)、岡谷市、小諸市、大町市、茅野市、佐久市、小海町、佐久穂町、御代田町、立科町、長和町、富士見町、原村、辰野町、平谷村、売木村、上松町、王滝村、木曽町(旧木曽福島町、旧日義村、旧三岳村に限る。)、麻績村、生坂村、朝日村、筑北村、白馬村、小谷村、高山村、山ノ内町、野沢温泉村、信濃町、小川村、飯綱町
【4地域】 長野市、松本市、上田市(旧上田市、旧丸子町に限る。)、諏訪市、須坂市、伊那市、駒ヶ根市、中野市、飯山市、塩尻市(旧塩尻市に限る。)、千曲市、東御市、安曇野市、青木村、下諏訪町、箕輪町、飯島町、南箕輪村、中川村、宮田村、松川町、高森町、阿南町、阿智村、根羽村、下條村、天龍村、泰阜村、豊丘村、大鹿村、南木曽町、大桑村、山形村、池田町、松川村、坂城町、小布施町、木島平村、栄村
【5地域】 飯田市、喬木村
〔旧地域区分との違い〕 長野県内で2地域が新設された。 岡谷市が4地域から3地域に変更。

 


 

そして、地域区分によって「UA値」も違ってきます。

 

「断熱等級」も「UA値」によって地域区分が変わってきます。

 

ここが紛らわしいところです。

 

 

 

つまり、長野県の上田市のところをご覧ください。

 

上田市の中にも地域区分は「4」「3」があります。

 

その「4」=UA値「0.75」です。

 

「3」=UA値「0.56」です。

 

 

ご覧の通り、基準が上になればなるほど数値が小さくなり性能は高くなります。

 

そこで、何度も言いますが昨年までは「最高等級」=「等級4」。

 

2022年から「最高等級」=「等級5」になりました。

 

つまり、長期優良住宅の最高等級を示すものになります。

 

新たに基準が設けられ「等級7」までが設定される予定のようです。

 

現実は、「等級4」以下の建物が多異様です。

 

そもそも1棟単位で「UA値」の計算をしていない建物が多く、性能を判断することが不可能だったりします。

 

あくまでも、基準があることや地域区分があってグレード区分があることを理解しておくと判断はできます。

 

弊社のように「プロダクトハウス(商品化住宅)」を実施していますと「縁側家族ブランド」全体で「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー」を毎年申請して賞をいただいていますので、証明付きであることを大切にしています。

 

もちろん、一棟単位で計算もさせていただきます。

 

性能時代ではありますが、それを見極める基準を理解していないと判断できないわけです。

 

今回は、難しいお話は抜きにして「基準」をお示しいたしました。

 

乱暴な説明で恐縮ですが、「ここだけは抑えたい!」を書きましたのでご活用ください。

 

そして、せめて「等級5」の性能を担保された住宅にお住みになられることをお勧めしたいと思います。

 

では、次回も楽しく真面目に独断で書いていきたいと思います。

 

宜しくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

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