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2015年8月20日

窪田建設の歴史に寄りそう、大切な語り部たち

 

この夏は戦後70年に絡む様々な情報がメディアで取り上げられました。

戦時中の生き証人達が元気な内に生の声を拾う大切さを痛感し、歴史を風化させたくない危機感も年々つのります。

 

 

今回は当社の歴史を戦後の歴史と重ね、あらためて振り返ってみました。

 

1945年の終戦から約10年後、焼野原からの復興成果品として

テレビ・冷蔵庫・洗濯機の三種の神器を手に「もはや戦後ではない」とうたいながら

高度経済成長時代に突入した1956年に、当社現会長である大工・窪田一徳が工務店として長野県上田市にて創業しました。

 

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映画館では「太陽の季節」で新人の石原裕次郎が登場し、

私が好きな黒澤明の「蜘蛛の巣城」もこの頃に上映されたそうです。

 

現社長窪田秀徳が誕生したのが1960年(ちなみに映画監督の三池崇史やBOØWYの氷室京介も同年誕生)。

東京オリンピック景気にわく1963年に窪田建設設立。

鉄腕アトムがテレビに登場し、初の衛星中継でケネディ暗殺が報じられたのがこの時で、

住宅政策関連では第一次マンションブームが起きました。

 

その後の田中角栄の列島改造ブーム・なつかしいバブル景気の波などと並走しながら、

木造住宅建築を主力とした窪田建設も上田市指定業者として学校等大型物件も同時に数多く手掛けていきました。

 

窪田建設の約60年の木の家づくりの歴史は、

戦後の住宅産業を必死に駆け抜けた努力と試行錯誤の結晶そのもの。

それからすれば、例えば17年前の北欧の家ノルウェーハウス誕生以降の経歴も大変真新しく思えます。

 

 

 

また創業当時を知る大ベテラン大工数人が、各時代で商品開発にもアドバイスしながら、

いまだに現場で活躍し続けているのにはいつも驚かされます。

 

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彼らから魅力的な昔話をあれこれ聞ける今のうちに、またお茶の時間にでも現場へおじゃましてゆっくり話しをしたいと思います。

どんな想いで、どんな注文住宅をつくることが、お施主様は当然として自分自身にとっても充実できてしっくりくるのか…

完璧な大正解には到達しない気がしますが、自然体で限りなく大満足に近づくためのヒントを、

熟練の語り部大工さん達ならきっと教えてくれるはずです。

 

 

斉藤

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