窪田建設のヒデ社長-ここだけの話

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■ 賢い家づくりの正体(19)

[ 建物の良し悪しを決める客観性 ]

検査.jpg 建物の良し悪しの要素は沢山あるとお話した。
「形」についての重要性もお話した。
もうひとつお話しなければならないのが「検査」についてだ。
弊社では、以前から100%外部検査員をお願いして客観的検査を実施している。

写真にあるように各工程毎後で見ることができない場所を写真に収めている。
設計図にあるよう実際に施工(工事)しているかどうかを示すためのものだ。


公共建築工事などは以前から当たり前に実施してきたことではある。
だから、客観性のある確かなデータになるのだ。
勿論、検査員が現地に足を運び検査する。
しかし、毎日来るわけにもいかない。
だから、こうやって重要な箇所の写真を撮るよう指示されている。
検査を実施するか否かは重要なことだと考える。
幾ら一生懸命に仕事をしていても100%完璧であるかどうかを判断するのは難しいものだ。
だから、客観的検査を実施することはお金には代えられないことだといえる。
手抜き工事を意図的にしようと考える悪徳業者は少ないとは思うが、もしもを考えると都度「検査」をしておくと安心だ。
素晴らしい設計や素晴らしい素材を選択し最良の住まいを完成させるには、具現化する技量がなければ本末転倒だ。
だからこそ、技量が優れていて適正か否かを客観的に判断する「検査」はとにかく重要だと思う。

あなたは、客観的な第三者の厳しい「検査」をパスした住宅と無検査の住宅が同じ値段であれば、どちらの家に住みたいと思うだろうか?

ちなみに公共工事を単に入札や談合、賄賂の視点だけで捉える風潮が蔓延しているかもしれないが、そんな時代があったのかもしれないが遠い昔だろうと思うし、もっと中央の大事業についての話なのかもしれない。
もっと着目してほしいのは、施工レベルの優位性についてだ。
おそらく民間工事しか経験が無ければ、厳しい検査が常識の公共工事の施工は困難であろう。
というより対応できないと断言する。
工事の管理という奥深さのレベルが違うのだ。

疑わしいと思うのであれば、市町村でも県でも建築課に足を運び聞いてみてほしい。


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■ 賢い家づくりの正体(18)

[木造住宅を長期に維持させるポイント]

前回、良い家の条件として最も大切なのは、屋根の形と素材とお伝えした。
概ねご理解いただけたとすれば、次はやはり長寿命住宅とするためのポイントもお伝えしておきたい。

地球民家は総ヒノキの構造で造る.jpg

 

木造住宅の最大の特徴は、当たり前だが構造が木でできている。
つまり、この木の状態を良い状態のまま維持させることが長寿命住宅とする答えともいえる。
そこで、ポイントを次に上げる。

①「水に濡らさない」

②「シロアリから守る」

③「空気に触れさせる」

たった3つだ。
拍子抜け抜けしたかもしれない。
しかし、これが以外に厄介なポイントだといえるのだ。
この3つを優位な方法で家づくりに持ち込むことがまずは大切といえる。
そこで、お勧めしたいのが次のことだ。


①対策⇒結露対策(優秀な施工による”高断熱高気密住宅+喚起”)

②対策⇒防腐防蟻処理 or シロアリに強い樹種(ヒバ・ヒノキなど)を仕様

③対策⇒真壁表し工法(古民家のように柱や梁がムキダシとなっている工法)

家づくりを具体的に進める場合、計画はやはり重要だ。
つまり、設計に包含される方法論が十分か否かということになる。

次は、実践ということになる。
つまり、工事であり施工の良し悪しだ。
施工は職人の腕に依存された部分は大きい。
しかし、近年の管理建築スタイルによって成熟してきた背景を考えると管理者の腕が重要になる。

ここで整理すると ①「水に濡らさない」  ②「シロアリから守る」 ③「空気に触れさせる」を実現させる方法はあるが、それを進めるためには計画(設計)と実践(施工)が大切。
そして、何よりもキーポイントとなってくるのが工事を運営する責任者の技量と信念だ。

付け加えておきたいことがある。
①についてだが、外断熱工法とか外張り断熱工法とかいうものや充填断熱や外断熱+内断熱などという優位論の議論が尽きないが、机上の理論についてよりも大切なのが計画通り施工できるか?
机上どおりに施工ができるか?
ここが一番重要だといいたい。
住宅の場合、幾ら工業化しても施工は現地で行うもの。
住宅という存在は、ものが大きいがために現実的に現地で作るものである。
つまり、部品化を進めることはできても作ることは現地でしかない。
だからこそ重要なのは作る技量ということになってしまう。 

 


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■ 賢い家づくりの正体(17)

[良い家の条件]

NORWAY HOUSE-HAUG.jpg こんなタイトルは、なかなか付けにくいものだ。
なぜなら、上げようと思ったら幾らでも何項目でもピックアップできる。
しかし、そんなことをしたら混乱を招くだけ。
優先順位を明確にすることがアドバイスといえる気がする。
そこで、意外と誰もが掲げないことで私がもっとも重要と考えるものを上げさせていただく。

 

屋根の形と素材

えっ?

拍子抜けしてしまったかもしれない。
しかし、私は本当に何より大切だと思っているのだ。
なぜなのか根底にあることをオープンにしよう。


長寿命な住まいこそが良い家だと考えているからである。
と考えると住まいの寿命を一番短命化する根源説として「水」を掲げたい。
つまり、どうやって「水」を防ぐか?
これこそが最大のテーマとなるのだ。

デザインのことを考えると「水」について疎かになる。
幾ら褒められるデザインであったとしても雨の入る家では悲しい。
しかし、悲しいかな自然界という厳しさの中で凛と建ち続けることは思った以上に大変なものだ。  

ならば、どのように「水」から住まいを守るべきかだ。

それは、シンプルな屋根形状にするということだ。
しかし、単にシンプルにするだけでもだめ。
「水」を素直に受け流せる形が重要になる。
たとえば、平らな屋根は問題だ。
箱型の家をデザインとしている住宅も増えているが、雨をどのように受け流すかが練られていなければ最悪だ。
ましてや雪が降る地域でこんなことをしたら雪に潰されるか、室内に結露が発生し健康に悪い環境を作ってしまう。
勿論、対応策もあることはあるが、そもそも手を加えなければならない形状自体に問題がある。
また、平らな屋根だと雨が降ったときに直接叩きつけられる音は想像以上である。
こちらも、音を軽減する方法はあるが、前者同様に問題だ。

やはり、切妻屋根が一番シンプルで安心できる形状といえる。
なんてったって谷となる部分が無い。
「水」は、上から下に流れる。
真っ直ぐに素直に流れることを「水」は好む。
途中で方向を変えられようとすると反発する。

つまり、上から下に流れ、落下する角度を受け流す勾配が必要なのだ。

「素材」も重要だ。
この時代だから様々な素材が登場した。
しかし、未だにプロ達は特別な豪雪地帯で無い限り「陶器瓦」が一番だと考えている。
なんてったって歴史がある。
過去が証明している。
コンクリート瓦も一時爆発的なブームもあったが、結果として色あせて地肌が見えている住まいも目立つ。
金属タイプもあるが、熱に弱いので屋根に細工をしておかないと家の中が相当暑くなり夏など大変なこちになるだろう。

整理すると「水」を自然な形で受け流す切妻屋根で瓦を使用することが住まいのためには一番良いといえる。
長持ちする家へと繋がるのだ。
 


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■ 賢い家づくりの正体(16)

[ 自然素材の特性 ]

豊かな暮らし.jpg 最近、自然素材住宅が大流行です。
確かに新築病(シックハウス症候群)と思われるアトピーで悩まれる方も少なくないからです。
化学物質で作られた新建材で家を建てると最悪だ!と忠告するような無料で小冊子も配られています。
だったら自然の木でできた建材で家づくりをすれば安心だと思われるでしょう。
正解です。
しかし、自然素材の特性を踏まえて家を建てないと建ててから不満も爆発なんて泣くに泣けません。

なぜか?

自然素材の特性を少しだけお伝えしてみます。


自然な素材は、個性も豊かです。

新建材のように、変化しにくい。
汚れにくい。
傷つきにくい。
お掃除も簡単。

これとは、ある意味反対の特性を持っています。

割れる。
そる。
隙間が開く(変化する)。
自然塗料は、持ちが悪い。
施工方法も匠技が必要。
キズが付く。
汚れも付きやすい。
からぶきや濡れ雑巾で愛情もってお掃除。

しかし、自然な香りがする。
肌触りが良い。
心が和む。
自然な木目が心地よい。
気分が良い。
心身への健康的な影響力。

様々な特性があることを踏まえて行くことが賢者の家づくりに繋がるといえるでしょう。

 


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■ 賢い家づくりの正体(15)

高断熱・高気密住宅づくりは簡単だ!でも・・・

井戸.jpg 「良い住宅」の定義はむずかしい。
けっこう以前から住宅に関する性能話に花が咲く。
やれ耐震強度、耐久性、温熱環境、遮音性、バリアフリー、自然素材住宅、VOC対策、SI住宅、自然エネルギー利用、切がないほど性能に関する切り口は後を絶たない。
しかし、すべてを十分に取り込んだ住宅は未だにない。
世の中に存在していないのだ。
技術的なレベルを問うわけではなく費用の問題が一番のネック。
また、ある分野の要素を極端に上げると弊害も出てくる。
やはり、厄介なものかもしれない。その例を1つ挙げてみたい。
多くの人たちが「寒い家は嫌だ」という部分について触れてみよう。


【高断熱・高気密住宅】

温熱環境ををテーマとして様々な断熱工法を差別化として前面に押し出す広告が多い。
しかし、よく考えてほしい。ここを追求すると窓は小さいほうが効率がいい。
もっというと窓なんて無いほうが良い。
東・西面には窓が無いほうが効率がいい。
もっと性能を上げようとすれば地下室のほうがいい。
しかし、人間は生き物である。
温熱環境としての数値が抜群であったとしても絶対に日常の生活空間として最適だと考える人はほぼいないだろう。
最高性能のサッシを採用しようが、壁より性能は劣る。
でも、窓がついた家に住みたいと考えるのがほとんどの人だ。
以前、「性能が下がるので窓は開けないでください」という高断熱高気密住宅の説明がなかば常識化していた時期があった。
だったら開閉できない気密の優れた窓でいいではないか。
しかし、そういう家をつくるところもなければ依頼する人もいなかった。つまり、理想に掲げる条件をクリアーする方法があっても好ましいと思う人はいない。
家はバランスと感性が認めたものでないと性能重視では駄目であり、そんな住まいを誰も優れた「良い家」とは言わないのだ。

賢者は、こういう基本的なことを踏まえ、つくるべき住まいを検討するのだ。


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