HEAD BLOG代表 窪田のブログ

2018年7月13日

(12)この角度から考える家

前回までの「家づくり」についてのお話しを少し置いといて・・・

 

例として次の間取りをどう思われますか?

窪田建設では、1階部分にLDKのもう一つ部屋を確保したものです。

収納も意識しました。

使いやすさも考慮しています。

若いときだけの家・・・??

将来のことを考えた家。

もし、熟年時代を迎えたときに1階に、LDKに加え1部屋あればいいと思いませんか?

その反面2階に沢山部屋いりませんが、あればそれはそれでありがたい「備えあれば憂いなし」ですか?

そこにも挑戦をし、家を悪戯に大きくせずに条件を満たす。

大切な大切な考えではないでしょうか?

 

 

一階に確保した、もうひとつの部屋。

LDKから直接部屋に入れる。

個室からもトイレが近い。

洗面所もお風呂も近い。

2階に上がるのも移動距離が短い。

理想的な暮らしやすさです。

では、2階はどうなるの?

気になりますよね。

では、どうぞごらんください。

 

 

なんと、2階にもお部屋が3部屋。

夫婦の寝室には書斎もあります。

ここを収納スペースとして使うことも可能です。

しかも、吹き抜けまである。

2階トイレもある。

空間を全部使い切る。

無駄な空間などない。

でも述べ床面積は悪戯に大きくない。

1階の床面積=「17坪」

2階の床面積は=「14坪」

延床面積=「31坪」

1階のウッドデッキ(縁側)面積=「3坪」

※屋根付きなので雨の日も安心。

2階の吹き抜け面積(勾配空間)=「2坪」

施工面積=「36坪」です。

通常の総二階36坪タイプと比較してもてください。

どちらが暮らしやすそうですか?

将来安心なのは?

こんな切り口で家を根本から考える。

この時間が大切なんですね。

外観も・・・・・

 

 

シンプルな「日本の家デザイン」は、飽きがきません。

自分たちの年齢とともに奇をてらわない普遍的デザインを目指すことにより、時間の経過とともに馴染んでくる家。

年齢を重ねるごとに住みやすくなる家。

大きすぎない暮らしやすい家。

流行に流されることなく、素材が持つ本物感が人を未来に向かって気持ちよくしてくれる家。

長い時間とともに修練されてきた日本文化と日本人の合理的で美しいデザインに対する思考は、日本人として成熟した大人としてのシンプルでとってつけたような無意味なデザインとは全く違います。

いつか、素材が擦り切れてきても、それが味わいに変わるような家を目指していくのはいかがでしょうか?

「間取り」の考え方を原点から見つめることが重要です。

「体積をすべて使う合理性」の考え方もあることに気づくことが重要です・

「デザイン」の考え方は、飽きのこないシンプルで愛おしく思えるロングランデザインを目指すことが重要です。

「素材」の考え方は、無垢の木を使い未来に思いを馳せ経年美を楽しめる考えを持つことが重要です。

窪田建設は、悪戯に流行を追ってほしくないと思っています。

なぜなら、人生は長い。

人生は変化する。

家族は成長する。

いつか、熟年といえる時が来る。

だから、時間の経過を念頭に置いた心地よい自分の暮らしを想像しながら家づくりをして欲しいと思うのです。

こんな視点から家づくりという旅を楽しんで欲しいと思います。

決まり切ったような固定化された家づくりではなく、本物の思考からくる家づくりをしていただきたいと思います。

あなたは、この家をどう感じましたか?

そして、参考にしていただくことができましたでしょうか?

 

 

 

 

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